野村アセットマネジメント、新型コロナウイルス感染拡大に対する投資家意識調査を実施


野村アセットマネジメント株式会社は、個人投資 家を対象に緊急アンケート調査を実施した※。野村アセットマネジメントは、同調査は、新型コロナウイルス感染拡大下での個人投 資家の状況を把握し、今後の資産運用・資産形成を支援するために必要な情報や投資商品の提供に 役立てるとともに、調査結果の概要を公表することで資産運用業界の取り組みの一助とするためのものであると説明している。

調査結果の概要は以下のとおり。

  • 個人投資家は、今回の相場下落においては様子見の姿勢が目立つ。投資商品の評価額は、昨年 末と比較して25%の下落。ただし積立投資の場合、下落幅は抑制されている。
    • 投資信託について、一括購入した保有者では、「どうしていいのかわからない」との回答が多 く、今回の相場調整において、対応に苦慮している様子が見られる。
    • 積立投資の場合、積立を継続している比率が高い。その継続理由として、「下落しても安く買 えるから」との回答が多く、積立投資のメリットを理解したうえで継続しているものと思われる。
  • 新型コロナウイルス感染の拡大は、総じて1年以内の終息を見込むが、不況は長引くと見ている。また終息後には、以前の経済成長路線へ回帰するとの見方と、以前とは違う経済構造になるとの見方に分かれている。
  • 終息後には、一括投資の場合、戻り売りと新規投資の意向とが拮抗している。積立投資は継続する意向が多い。

調査方法や調査結果の詳細

※ 3月25日~26日にかけて、昨年末時点で投資信託あるいは株式を保有していた5,322名を対象にインター ネットで実施。