ファイナンシャル・ジャーナリストでLIFE MAP 合同会社代表の竹川美奈子氏が、2023年4月20日に、「大改正でどう変わる？ 新NISA 徹底活用術」を日本経済新聞出版より出版した。
同書では、2024年からスタートする「新しいNISA」について、仕組みや対象となる商品、活用法から留意点までポイントを分かりやすく解説している。新しく投資を始める人だけでなく、すでにつみたてNISAや一般NISA、ジュニアNISAを利用している人はどうしたら良いのか、と行った点についても丁寧に説明している。
竹川氏は次のように述べている。
24年からNISAはとても使いやすくなります。制度は恒久化されてずっと利用できるようになりますし、非課税で運用できる期間も無期限化、つまりNISA口座内で投資信託や上場株式などを買うとずっと非課税で運用できます。そして、つみたてNISAを引き継ぐかたちの「つみたて投資枠」と一般NISAをほぼ受け継ぐかたちの「成長投資枠」の2つが同じ年にいっしょに使えるようになるので、1年に投資できる金額の上限は360万円（つみたて投資枠120万円＋成長投資枠240万円）に大幅アップ。一生涯で投資できる枠も1800万円までとされました。もはや「少額」投資非課税制度とは言えないくらいの拡充です。多くの人にとって、資産形成を行うのに十分な金額だと思います。せっかくなら制度を理解して、活用していきたいところです。
「大改正でどう変わる？ 新NISA 徹底活用術」の構成
はじめに NISAを活用して資産形成の旅に出よう！
第1章 2024年スタートの新しいNISAってどんな制度？
第2章 NISAをどう活用すればよいか
第3章 Q&A 丸わかり！ 新しいNISA
第4章 どうなる？これまでのNISA
おわりに
竹川氏は次のようにも述べている。
NISAの理解は大切ですが、NISAはあくまでも制度（箱）です。資産形成や資産活用を考える際、どこにお金を投じるのか、何に投資をするのか、が本来は大切なはずです。本書を1冊お読みいただくことで、制度で悩むことなく、本来の資産形成や投資に目を向ける人たちがふえることを願っています。私たち生活者のお金を社会にまわし、企業と社会の持続的な発展を支え、そして、それが自分たちに返ってくる。資産形成ができて、豊かで充実した人生につながる－－そんな流れが少しずつ広がっていくとよいですね。本書がその一助になれば幸いです。
