コモンズ投信、コモンズ平和ジャーニー&コモンズピースサミット2023を広島にて実施


コモンズ投信は、 創業来続けている寄付プログラム コモンズSEEDCap(社会起業家応援プログラム)の第13回応援先 NPO法人 Peace Culture Village (PCV)の住岡健太さん、 同団体メンバー、 そしてコモンズ投信のファンド受益者を中心とする参加者と共に、 「平和のために、 今、 自分は何ができるのか?」を考えるコモンズ平和ジャーニー&コモンズピースサミット2023を、 2023年4月8日~9日、 G7広島サミット2023の開催地広島にて実施した。

コモンズ平和ジャーニー

ジャーニー集合写真

 

PCV住岡健太氏2022年春、ウクライナでロシアによる軍事侵攻が起こった時期と重なり、コモンズ投信はファンドの受益者の声も参考にしながら、「平和の継承」と向き合うNPO法人PCVの住岡健太さんを第13回コモンズSEEDCap応援先として決めた。

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「SEEDCapに選出された当時、PCVはほぼ知られていない広島のNPOでしたが、今回の受賞は多くの方達に知って頂く機会となり、様々な挑戦をする土台となりました」と語る住岡さん。プログラムの提供人数は、2020年3,000名から2022年17,000名と増えている。活動は広島にとどまらず、長崎、鹿児島、沖縄の各地の活動ともつながり、広がりを見せている。

そして、1年間の伴走期間の集大成として開催できたのが、今回のコモンズ平和ジャーニー。また、期間中に各セクターで活躍する人を迎えて、平和と向き合うコモンズピースサミットを開催できたことも、各機関との連携を進めているPCVの新たな一歩となった。

 

住岡 健太さん(NPO法人PCV 専務理事)

学生時代にアメリカ留学、アジア一人旅を経験し、25歳で起業。経営する飲食店が第6回居酒屋甲子園にて準優勝するなどの経歴をもつ広島市出身の被爆三世。

祖父母から原爆の体験を聞いて育ち”平和とは何か”が自身の人生の問い。

31歳で父親を亡くし、その事をきっかけに広島へ帰省し「平和をつくる仕事をつくる」活動をスタート。

2021年には平和教育プログラム「PEACE DIALOGUE」を44カ国1万人へ提供。

ビジョンは、世界中の人が「平和」について対話をする場を創造すること。

 

2日間の行程に参加したコモンズ投信会長渋澤健氏は次のように述べている。

長期投資には必要なのは学びです。また、長期投資には平和が必要です。そして、平和に不可欠なことは学び、そして、一人ひとりの平和への想いです。地域、文化、宗教、国を問わず、平和記念館を訪れるその一人ひとりが、涙する。その人間の感情は様々な垣根を超え、共感を生み、つまり、コモングランドという共有地を創っていきます。平和とは、このような長期投資と共感で実現すると今回のコモンズピースサミットと平和ジャーニーで感じ入りました。

 

【コモンズ平和ジャーニー】

全国各地のコモンズのファンド受益者を中心とした10代から60代まで16名(うち親子4組)、および、コモンズ投信から会長の渋澤健氏とソーシャル・エンゲージメント・リーダーの馬越裕子氏が参加しPCVがリードするPeace Park Tour※にて平和記念資料館、平和記念公園、原爆ドームを訪れ、被曝電車の貸切体験などをした。

ダイジェスト動画「コモンズ平和ジャーニー2023」

ダイジェスト動画「コモンズ平和ジャーニー2023」

 

※Peace Park Tour by PCV

1945年8月6日に広島で起こったことについての基本的な知識に加え、広島が経験したことから私たちは何を学び、どう生きていくのかを、小学生から大人まで、ピースバディ(ガイド)と共に対話しながら向き合う内容。

 

【コモンズピースサミット】

ジャーニー内で、「平和のために、今、自分は何ができるのか?」をテーマに各セクターで活躍するスピーカーが集結し、ダイアログ(対話)を重ねた。サミットのまとめとしてPCVが普段からワークショップで行っている「平和×〇〇」をそれぞれの登壇者が発表した。

コモンズピースサミット

 

〈敬称略〉

平原依文(HI合同会社社長)「平和×教育」

佐々木茂喜(オタフクHD社長) 「平和×お好み焼き」

松本好一朗(外務省地球規模課題総括課長)「平和×外交の底力」

三宅紘一郎(ナオライ株式会社代表取締役社長)「平和×生産力」

住岡健太(NPO法人PCV 専務理事)                  「平和×仕事」

渋澤健(コモンズ投信株式会社会長)「平和×そうぞう」