野村アセットマネジメント、「確定拠出年金に関する意識調査2023」を公表


野村アセットマネジメントは、同社資産運用研究所が実施した「確定拠出年金に関する意識調査2023」を2023年6月13日に公表した。

今回の調査では、老後の生活資金や資産運用の現状、確定拠出年金(iDeCo(個人型DC)、企業型DC、iDeCo+)の制度に対する理解・利用意向、運用商品の選定・資産配分、今後の意向などについてアンケートを実施した。

調査の概要は以下のとおり。

【調査対象】

20歳~69歳の8,386名を対象に、インターネットによる調査を2022年12月2日~5日に実施

 

【調査結果の要点】

  • 全体の79%の人が老後の生活資金に不安を感じているものの、老後の生活資金がいくら必要か知っている人の割合は41%であり、その為に資産運用に取り組んでいる人の割合は30%にとどまる
  • iDeCoや企業型DCの認知や利用意向はNISAと比較すると低く、制度を利用していない人の4人に1人はその理由について「制度のことがよくわからない」と回答
  • iDeCo、企業型DCともに、現在加入している人の方が加入していない人よりも、今後制度を利用したいと回答する割合が高い。現在加入していない人であっても、今後制度を利用したいと回答する人は一定数存在する
  • 60歳以降も運用を続けるにあたり、最低限期待する利回りは「少なくとも3%程度」が42%、「少なくとも5%以上」が29%

 

同社資産運用研究所では、今後も中立的な観点から調査、分析、報告を行うことで、資産運用・資産形成の一助となるよう、さまざまなステークホルダーの参考となる情報を提供していく。

調査方法や調査結果の詳細は、野村アセットマネジメントのホームページ(「確定拠出年金に関する意識調査2023」http://www.nomura-am.co.jp/corporate/surveys/)を参照。