カタリスト投資顧問、グローバル投資家向けファンド「Japan Catalyst Fund」への投資助言開始


カタリスト投資顧問株式会社は、 Japan Catalyst Fundへの投資助言を開始したと2021年8月16日に発表した。

Japan Catalyst FundはGordian Capital Singapore Private Limited(本社:シンガポール)が運用する、 日本株式に投資するケイマン籍の会社型投資信託です。 カタリスト投資顧問はGordian Capitalと投資顧問契約を締結しており、 2021年8月よりJapan Catalyst Fundの運用が始まった。今般の投資助言開始により、 今後は、 既存の日本株アクティビスト運用を海外の機関投資家にも提供してゆく。

カタリスト投資顧問は、 これまで日本の機関・個人投資家向けのマネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)のマザーファンドに投資助言を行ってきた。マネックス・アクティビスト・ファンドは、 設定から1年が経過し、 個人投資家を中心に好評を得ると共に、 マネックス・アクティビスト・ファンドの運用成績も好調(基準価額の設定来騰落率+24.86%、 純資産総額約80億円 ※2021年7月末現在)に推移している。カタリスト投資顧問は、 今こそ、 日本におけるアクティビスト戦略へのアクセスの機会を世界の機関投資家や富裕層へ提供し、 同社事業の更なる拡大を図る絶好のチャンスと考え、 Japan Catalyst Fundへの投資助言を開始した。

カタリスト投資顧問は、 「変革期を迎える日本企業が真に変化するためのカタリストとなる」ことを企業理念とし、 エンゲージメントにおいては「啐啄同時」(そったくどうじ)」を理想的な対話の在り方としている。 卵から雛がかえる時に、 「啐」とは雛が殻を割ろうとして内側からつつく音であり、 「啄」とは親鳥が殻を割るために外からつつく音であり、 それらが同時に起きると、 雛はうまく外の世界に踏み出せる、 という意味。 雛が準備できてないのに外からつついてもダメ、 一方雛だけが中からつついてもうまく出られない。

カタリスト投資顧問は次のように述べている。

経営者や企業が変化しようとしている時に外部から手助けできることが、 当社のエンゲージメント投資において目指す姿です。 これまでのガバナンス改革の進展がようやく形になり始めている日本において、 世界の投資家は、 このような考え方のエンゲージメント投資の発展に注目し、 日本企業の変革する力に期待しています。 Japan Catalyst Fundはまさに、 こうした世界の投資家のニーズに応えられるものと確信しております。

引き続きアクティビスト活動を通じて、 企業の変革を促し、 国内外の投資家の皆様に投資の成果をご提供できるようチーム一丸となって邁進して参ります。

注:「Japan Catalyst Fund」は、 現時点では日本において募集は行っていない。