TORANOTEC と Zeex、国内市場参入に向けた協業を開始


資産運用とアプリ開発・運営を行うフィンテック企業、TORANOTEC株式会社と、ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨による決済ソリューションの世界展開を準備するZeex(本社:イスラエル)は、Zeexが日本市場参入を検討する上で協業することに合意したと2018年9月26日に発表した。TORANOTECでは、ポイントやマイル、ギフトカードなどのロイヤリティ・プログラムのデジタル化の世界的な高まりを受け、日々の消費活動の決済に実際に仮想通貨を用いることができるようになる技術の活用には非常に大きな機会があると考えている。今後両社は、日本市場の仮想通貨やポイントなどのロイヤリティ・プログラムを長期的な資産形成や投資の世界に結びつけるソリューションの開発に向け、共同プロジェクトを開始する。

 

Zeexは、仮想通貨を実際に日々の買い物の決済に利用する手段が限られている中、仮想通貨を電子ギフトカード にシームレスに交換することで、仮想通貨を買い物に幅広く使えるソリューションの準備を進めている。仮想通貨をギフトカードやロイヤリティ・プログラム経済圏につなぐことで大規模な流動性を構築し、人々が非中央集権型の暗号化した仮想通貨を、法定貨幣に交換することも手数料を支払うこともなく、簡単にスマートフォンで日々の買い物に利用することを可能にする。

トラノテックは、完全子会社のTORANOTEC投信投資顧問株式会社が提供する投資アプリ、「トラノコ」を通して、人々の日々の消費活動と資産形成を結びつけている。毎日の買い物データから算出される買い物のおつり分やポイントなどのロイヤリティでの投資を実現することで、日本のお客様に限りなく始めやすい資産運用・資産形成サービスを提供している。

今回の協業の開始にあたり、トラノテックの代表取締役社長ジャスティン・バロック氏は次の通り述べている。

仮想通貨が広がりを見せる中、その活用法の一つとしての資産運用サービスの提供につながる可能性のあるZeexとのコラボレーションをこの度開始することを大変嬉しく思います。当社はお客様の日々の消費活動やポイント残高、そしていずれは仮想通貨まで簡単に投資に回せるサービスを提供することで、引き続き人々の日常生活の欠かせない一部となる資産形成サービスの提供に努めてまいります。

また、 Zeex CEOのガイ・メラメッド氏は次の通り述べている。

実に400万人もの人々が仮想通貨を保有する日本は、仮想通貨の導入や売買・保有において世界をリードする市場です。日々のお買い物を仮想通貨で支払える製品を日本で提供することには非常に大きな可能性があると考えており、この度、より幅広い資産運用の選択肢を仮想通貨保有者に提供できるトラノテックとコラボレーションすることを非常に嬉しく思います。