FintechベンチャーのFinatext、投資信託の評価機関へ


2014年に設立されたFintechベンチャーの株式会社Finatextは、 2015年12月16日付けで一般社団法人投資信託協会が管理する投資信託評価機関になった。

投資信託の評価機関とは、 第三者の立場からそれぞれの投資信託についてパフォーマンスを客観的に評価し、 格付けなどを行う機関。

Finatextは2015年12月18日に、 三菱東京UFJ銀行とパートナーシップを組み、 投資信託選びをサポートするスマートフォンアプリ『Fundect(ファンデクト)』をリリースし、 また同様に投資信託選びに役立つウェブサービス『AssetArrow(アセットアロー)』(assetarrow.com)も運営している。 この度、 評価機関となったことにより、 Finatext独自の基準で各投資信託を評価し、 ユーザーへ提供することができるようになった。 Finatextは2016年初頭には、 投資信託のAPIを一般に公開し、 誰でも利用できるようにする。

◆『Fundect』について

『Fundect』はアプリ上の質問に答えるだけで、 自分のリスク性向が分かり、 それに類似した投資信託が表示され、 ユーザーが自分のいいと思う投資信託選びをサポートするアプリ。各投資信託の口コミを始め、 様々な意見を書き込むことができるタイムラインがあり、 また投資信託など資産運用について学べる教科書コンテンツがあるなど、 投資信託に馴染みのなかった初心者でも自分の買いたい投資信託を気軽にモバイルで選びやすくなる。

◆株式会社Finatextについて

2014年設立の東大発、 アジアで事業を展開するFintechベンチャー。 モバイル金融サービスの開発・企画・運営に強みを持ち、 金融機関と協業しつつ多様なモバイルサービスを開発・運営し、 ビッグデータを活用し投資初心者のパーソナルアシスタントになることをビジョンとしている。 2015年度のマレーシア最大の銀行Maybank主催のFintechコンテストで日本のベンチャーで唯一選抜され、 歴史上初めてアジアのピッチコンテストで優勝した。 日本一株予想の集まるアプリ『あすかぶ!』やFXコミュニティアプリの『かるFX』の開発・運営、 そして独自の投資信託のデータベースである『AssetArrow』を開発運営している。 東京大学経済学部出身者グループが母体で、 ロンドンでの投資銀行業務経験者、 東大経済学博士、 東大教養学部講師、 証券アナリスト講師など資産運用を軸に金融に精通したメンバーで構成されており、 かつ自社で開発を行える技術力を持ちあわせている。