投資信託の純資産総額ランキング (2016年7月)


投資信託事情・投信まとなびによると、2016年7月の国内最大ファンド上位50位(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は表の通りでした。

新光投信が運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が22カ月連続して純資産総額が最大のファンドとなりました。同ファンドの7月末の純資産総額は1.58兆円で、前月から約1,000億円増加しました。同ファンドの7月末の基準価額は3,763円でした。

50位までのファンドの分配頻度を見ると、41ファンドが毎月分配型のファンドで、年1回分配ファンドが7本、年2回と年6回分配ファンドが各1本でした。

投資対象資産で見ると、外国の債券に投資するファンドが14本で最も多く、次いで、外国のREIT(不動産投資信託)に投資するファンドが9本、外国の株式に投資するファンドが7本、日本のREITに投資するファンドと日本の株式に投資するファンドは各々6本、日本の債券に投資するファンドとアセット・アロケーション型ファンドが各々4本でした。

日本の株式に投資するタイプのファンドで最も純資産総額が大きかったのは先月と同じ「フィデリティ・日本成長株・ファンド」で純資産総額は約3,331億円で、前月末に比べて約146億円増加しました。

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、7月も「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」で、増加額は約704億円でした。次いで、「新光 US-REITオープン《ゼウス》」の+464億円でした。

一方、純資産総額上位50位ファンドの中で、月中の資金減少額が最も大きかったのは、「アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月)」の-220億円で、次が「アジア好利回りリートファンド」の-167億円でした。

次に、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、50本中43ファンドで過去1カ月の騰落率がプラスになりました。過去1カ月の騰落率が最も高かったのは「アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月)」で、騰落率は+8.6%でした。

また、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスだったのは50本中19本だけでした。過去3カ月の騰落率が最も良かったのは、「GS 米国REIT ファンド B(毎月、ヘッジ無)《コロンブスの卵》」で、騰落率は+6.6%でした。騰落率データについては、投信まとなびの投信検索で詳細をご確認下さい。

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、7月末の基準価額が10,000円を上回っていたのは10本だけでした。また基準価額が5,000円を下回るファンドが14本ありました。

【国内最大ファンド・ランキング(2016年7月)】
順位 運用会社

ファンド名

純資産(億円) 資金増減(億円) 基準価額(円) 決算回数
1 新光 新光 US-REITオープン《ゼウス》 15,810 464 3,763 12
2 フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 14,587 704 5,037 12
3 日興 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 13,085 160 3,194 12
4 フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,910 48 3,844 12
5 ピクテ ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 7,793 -47 4,236 12
6 大和 ダイワ米国リート・ファンド(毎月) 7,478 103 5,222 12
7 三菱UFJ国際 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 7,200 -60 5,016 12
8 大和 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 7,024 140 4,745 12
9 三菱UFJ国際 ワールド・リート・オープン(毎月) 6,391 22 3,643 12
10 岡三 アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) 5,081 -220 2,666 12
11 野村 野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月 4,596 -152 9,121 12
12 大和 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,227 -125 11,869 1
13 大和 ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 4,008 -28 5,498 12
14 大和 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 3,953 -71 10,305 12
15 野村 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 3,917 18 9,081 12
16 三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 3,854 -4 8,978 12
17 日興 グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) 3,700 34 9,904 1
18 野村 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,575 56 11,026 12
19 日興 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 3,435 1 5,169 12
20 大和住銀 短期豪ドル債オープン (毎月) 3,387 -21 4,206 12
21 日興 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 3,379 -70 5,961 12
22 フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 3,331 -8 17,844 1
23 野村 野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無) 3,319 -43 9,714 12
24 大和 ダイワ高格付カナダドル債Op(毎月) 3,309 -37 4,465 12
25 ピクテ ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 3,263 -69 2,175 12
26 野村 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 3,215 5 8,828 12
27 三菱UFJ国際 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 3,179 -58 8,888 2
28 ゴールドマン・サックス GS 米国REIT ファンド B(毎月、ヘッジ無)《コロンブスの卵》 3,165 121 3,523 12
29 ニッセイ ニッセイ J-REITファンド(毎月) 2,682 23 6,064 12
30 さわかみ さわかみファンド 2,630 4 19,104 1
31 三井住友 アジア好利回りリートF 2,472 -167 8,869 12
32 DIAMアセット DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) 2,441 -18 4,841 12
33 UBS UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,418 95 9,562 12
34 大和 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 2,407 72 11,536 1
35 日興 インデックスファンド225 2,395 -27 4,510 1
36 しんきん しんきんJリートオープン(毎月) 2,388 56 7,128 12
37 新光 新光J-REITオープン 2,337 40 6,325 12
38 野村 野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 2,307 -39 6,190 12
39 ニッセイ JPX日経400アクティブ・プレミアムOp.(毎月)《JPXプレミアム》 2,199 -23 6,751 12
40 野村 野村 ファンドラップ日本債券(毎月) 2,165 32 10,992 12
41 DIAMアセット DIAM高格付インカム・Op(毎月)《ハッピークローバー》 2,115 -19 7,206 12
42 大和 ダイワJ-REITオープン(毎月) 2,100 124 7,218 12
43 三井住友トラスト コア投資戦略F(成長型)《コアラップ》 2,059 -43 11,482 1
44 三菱UFJ国際 三菱UFJ グローバル・ボンド・Op(毎月)《花こよみ》 2,053 -2 6,448 12
45 東京海上 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 2,024 285 11,953 12
46 大和住銀 日本株アルファ・カルテット(毎月) 2,015 -32 4,089 12
47 大和 ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月) 2,001 -28 6,478 12
48 新光 りそなJリート・アクティブ・オープン《日本のツボ》 1,903 23 12,794 12
49 野村 マイストーリー分配型(年6回)B 1,834 -13 8,137 6
50 三井住友トラスト オーストラリア公社債ファンド《オージーボンド》 1,778 -22 6,187 12

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)