リンク債型のETFとは?


リンク債型ETFとは

ETF(上場投資信託)は、特定の指数に連動した運用成果を目指す投資信託ですが、指数に連動させる方法はファンドにより異なり、その一つが「リンク債型」と呼ばれる方法です。

リンク債とは、特定の指数に価格が連動するように設計された債券のことで、信用力の高い銀行などの金融機関が発行します。リンク債型ETFは、このリンク債に投資することで、指数への連動を目指します。リンク債の価格が指数に連動するため、このリンク債に投資することで、ファンドの基準価額も指数に連動することになるわけです。

 

基準価額と指数の乖離

ただし、ファンドの基準価額の値動きが完全に指数の値動きに一致することが約束されているものではなく、次のような要因によってファンドの基準価額と指数の値動きの間に乖離が生じます。

  • ファンドにおいては資金の流出入があるため、ファンドの資産の全額が常にリンク債に投資されているわけではないため、現金で保有している部分が運用されないため。
  • ファンドは、リンク債の売買単位に満たない現金を保有することになり、リンク債の組入比率がファンド資産の全額とはならないことがあるため。
  • リンク債を発行した銀行などの信用度の低下などの理由により、リンク債の価格や評価価格と対象指数との間に乖離が生じることがあるため。
  • ファンドが組み入れているリンク債が満期を迎える場合に、組み入れ銘柄を入れ替えるための売買コストをファンドは負担するため、その分がファンド資産にとってマイナス要因となるため。
  • ファンドは信託報酬等のコストを負担するので、その分がファンド資産にとってマイナス要因となるため。

 

リンク債型ETFの例

2017年10月末現在、東京証券取引所に上場しているリンク債型のETFは次の通りです。なおファンドによっては、リンク債のことを指数連動有価証券、指数連動債券と呼ぶこともあります。