5本のゴールドETFの違いとは何ですか?


ゴールドETFとは

ファンドの値動きが金の価格に連動する仕組みのETFを一般にゴールドETFと呼びます。2017年10月末日現在、次の5本のゴールドETFが国内の証券取引所に上場しています。

 

5本のゴールドETFの特徴

5本のファンドとも、金価格に連動する投資成果を目的とするETFですが、目的を達成するための投資対象や仕組み、ベンチマークなどに違いがあります。

 

金価格連動型上場投資信託

「金価格連動型上場投資信託」は、金地金価格(1グラム当たりの円表示)に連動する投資成果を目的とした有価証券に投資を行ないます。この有価証券のことを一般に指数連動債券やリンク債と呼びます。同ファンドは金には直接投資しません。

SPDR ゴールド・シェア受益証券

「SPDR ゴールド・シェア受益証券」は、金の地金価格への連動を目指すETFで、直接、金の現物に投資します。ファンドが購入した金はカストディアンであるHSBC銀行USAが保管しています。2008年3月に東京証券取引所の上場制度が改正されたことで国内での上場が可能になった形態のファンドです。

また、「SPDR ゴールド・シェア」は、最初に2004年11月12日に米国で設定され、2004年11月18日にニューヨーク証券取引所に上場しました。2007年12月13日にニューヨーク証券取引所からニューヨーク証券取引所アーカ取引所に上場移転し、その後、2006年8月10日にメキシコ証券取引所、2006年10月11日にシンガポール証券取引所にも上場しています。

ETFS金上場投資信託

「ETFS金上場投資信託」も金地金価格に連動する投資成果を目指すETFで、金の現物に投資します。ファンドが購入した金はカストディアンであるHS BC銀行USA,N.Aが保管しています。ETFS現物保有型貴金属上場投信は、投資信託法第220条の「外国投資法人の発行する投資法人債券に類する証券」に該当し、株式投資信託等と課税上の取扱が異なります(2012年10月現在)。

純金上場信託(金の果実)

「純金上場信託(金の果実)」はファンドの価格が金地金の現在価値(理論価格)に連動するように設計されたETFで、金の地金に投資します。初の国内組成による内国商品現物型ETFであり、ファンドが購入した金地金はカストディアンである三菱商事との契約に基づき、サブカストディアンの国内の倉庫で保管されています。同ETFの最大の特徴は日本において金現物との交換が可能である点にあります。

One ETF 国内金先物

以上の4本のファンドが金の現物価格への連動を目指すのに対して、One ETF 国内金先物は、金先物価格への連動を目指すETFです。投資対象は金先物であり、金の現物への投資は行ないません。同ETFのベンチマークは東京工業品取引所の先物市場における金標準取引の期先限月の清算値です。

 

5本のファンドを比較すると次のようになります。

金価格連動型上場投資信託 SPDR ゴールド・シェア受益証券 ETFS金上場投資信託 純金上場信託(金の果実) One ETF 国内金先物
銘柄コード 1328 1326 1672 1540 1683
連動対象 1グラム当りの円表示の金価格 金地金価格(ロンドン金値決め) 金地金価格(ロンドン金値決め) 金地金の現在価値(理論価格) 金先物価格東京工業品取引所の先物市場における金標準取引の期先限月の清算値
投資資産 金価格連動債券 金先物
金現物の裏付け なし あり あり あり なし
地金との交換 不可 不可 不可 不可
管理会社 野村アセットマネジメント ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー E T Fセ キュリティーズ・マネジメント・カンパニ ー・リミテッド 三菱UFJ信託銀行 アセットマネジメントOne
上場市場 東京証券取引所
東京証券取引所
NYSEアーカ取引所
メキシコ証券取引所
シンガポール証券取引所
東京証券取引所
ロンドンン証券取引所
ユーロネクスト・アムステルダム
フランクフルト証券取引所
ユーロネクストSA
イタリア証券取引所
東京証券取引所 東京証券取引所
分配 年1回 なし なし なし 年1回
信託報酬 0.525% 0.42% 0.4095% 0.42% 0.4725%
上場日 2007年8月10日 2008年6月30日 2009年8月24日 2010年7月2日 2010年2月15日
特定有価証券区分 内国投資信託受益証券 外国投資信託受益証券等 外国投資証券 内国信託受益証券等 内国投資信託受益証券
税法上 上場株式等 上場株式等 国債 上場株式等 上場株式等