年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)とは?


年金積立金管理運用独立行政法人とは

年金積立金管理運用独立行政法人は、わたしたちの国民年金および厚生年金の管理・運用を行う機関です。年金積立金管理運用独立行政法人法を根拠法としています。同法人の英語の名称はGovernment Pension Investment Fundで、略称はGPIFです。

GPIFでは、2015年12月末現在、約140兆円の資産を運用しており、世界最大の機関投資家と言われています。ちなみに、米国最大の公的年金基金であるカリフォルニア州退職年金基金(カルパース)の運用資産は約2,792億ドル(2016年2月25日現在)で、日本円にすると約31.7兆円ですからその大きさがわかります。運用資金の大きさから、金融市場においてその動向が常に注目されています。

GPIFは、厚生年金保険法及び国民年金法の規定に基づき厚生労働大臣から寄託された積立金の管理及び運用を行うとともに、その収益を国庫に納付することにより、厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資することを目的としています。

年金積立金管理運用独立行政法人のHP

 

年金資産の運用

私たちが納付した国民年金および厚生年金の保険料は、一旦厚生労働省に渡り、そこから年金積立金としてGPIFに渡ります。GPIFはこれを法律で定められた投資方針に則って運用し、その運用益は国庫に納付され、国民年金および厚生年金として私たちに給付されます。

実際の運用については、GPIFから運用委託された信託銀行や投資顧問会社が行いますが、運用資産の一部については、GPIFが自家運用しています。GPIFは「長期的な観点から安全かつ効率的な運用を行う」ことが法律で定められています。これに則って、株式や債券などの各資産を組み合わせた基本ポートフォリオを定めています。2016年2月末現在の基本ポートフォリオは次のようになっています。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオ

この基本ポートフォリオを基本として、市場・経済状況に応じて、投資配分等を変更しています。直近の運用資産別構成割合は次のようになっています。外国債券、外国株式、国内株式の割合が基本ポートフォリオより若干低くなっていて、国内債券の割合が若干高く、短期資産が3%程度となっています。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用資産別構成割合

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用資産別構成割合

GPIFの運用成績などについては、同独立法人のHP(http://www.gpif.go.jp/)において公開されており、運用状況の発表についてはyoutubeのGPIFchannelで公開されています。