投資法人債とはどのような債券ですか?


投資法人債とは

不動産投資法人を含め、投資法人が発行する債券のことを投資法人債といいます。投資法人債の発行は、法律で認められている不動産投資法人の資金調達手段の一つです。

不動産投資法人は、投資法人債の発行により獲得した資金を、土地や建物といった資産の取得、既存の建物等の修理、投資家への分配金の支払い、テナントの敷金や保証金の支払い、借入金の返済、過去に発行した投資法人債の償還金の支払いなどに使用します。実際の使用目的は、その都度異なりますが、不動産投資法人が公表する投資法人債の発行についての資料に、その使用目的が明記されます。

 

投資法人債の発行件数と金額の推移

投資法人債の発行件数と金額の推移

 

投資法人債発行の影響

投資法人債を発行することで、不動産投資法人の負債は増えることになり、投資尺度であるローン・トゥ・バリュー・レシオなどが悪化することになりますが、不動産投資法人が発行できる債券の限度額は、あらかじめ各不動産投資法人の運用方針の中に定められており、それを超える発行はできません。

 

投資法人債の償還期間

投資法人債の償還までの期間は、5年、7年、20年など債券により異なります。また、利率は銀行預金などよりは高く設定されていますが、募集が機関投資家だけを対象としていたり、額面が1億円など、機関投資家など大口投資家を対象としたものとなっています。