政府短期証券とは?


政府短期債券とは

政府短期証券は国が発行する債券国債)の一種で、償還までの期間が短く安全性の高い投資対象です。多くの公社債投信が政府短期証券を組み入れています。投資信託目論見書では投資対象の欄には通常「政府短期証券」という言葉はでてきません。これは政府短期証券は国債として表示されるためです。ファンドが実際に政府短期証券を組み入れている場合には、目論見書の中の財務諸表の中の組入資産明細表のセクションに「政府短期証券」として記載されています。

政府短期債券の目的

政府短期証券は国が発行する債券(国債)の一種で、金融市場では一般にFinancial Bill (FB)呼ばれます。国の一般会計や特別会計の一時的な資金不足を補うために発行されます。償還までの期間は60日程度で、額面より割り引いて発行される割引債券で、この発行価格と額面価格との差が利息に相当します。

ただし、政府短期証券(FB)は、入札参加資格を持つ金融機関や日本銀行のほか、上場会社などの機関投資家に限って購入できる国債で、個人投資家は直接購入することができません。

政府短期証券は償還金の支払いは政府が確実に行い、償還までの期間が短いことから、投資信託にとっても安全性の高い投資対象の一つで、MMF(マネー・マネジメントファンド)やMRF(マネー・リザーブ・ファンド)の主な投資先となっています。

 

政府短期債券の具体例

ファンドが政府短期証券を組み入れている場合には、運用報告書の組入資産明細表に次のように記載されています。

●組入資産明細表の記載例

国内(邦貨建)公社債(銘柄別) 
14.11.25現在
銘柄
年利率
償還年月日
額面金額
千円
千円
国債証券
197 政府短期証券
20030127
59,500,000
59,498,575
198 政府短期証券
20030203
59,400,000
59,398,354
199 政府短期証券
20030210
9,500,000
9,499,668
200 政府短期証券
20030217
24,300,000
24,299,035
201 政府短期証券
20030224
49,900,000
49,898,297
202 政府短期証券
20030303
40,000,000
39,998,800
  • 銘柄の197政府短期証券というのは、第197回政府短期証券を指しています。債券においては、同じ発行主体(国債の場合は「国」)が、何度も「債券」の発行を行っており、各債券の銘柄を区別するために「回号」を設定しています。
  • 政府短期証券は割引債券ですので、利率は設定されていません。このため「年利率」欄は空欄になっています。
  • 額面金額は償還時に受け取る金額です。
  • 評価額はファンドの決算時における市場価格で評価した金額です。