CLOファンドとは?


ローン担保証券を英語でCollateralized Loan Obligationと呼ぶことから、ローン担保証券を投資対象とする投資信託を一般にCLOファンドと呼びます。

ローン担保証券は、資産担保証券(ABS=Asset Backed Securities)の一種で、金融機関が企業などに貸し出しているローン(貸付債権)を証券化したものです。証券化の方法としては、貸付債権を企業から切り離し、SPC(特定目的会社)に譲渡し、このローンを裏付資産として証券を発行する方法や、貸付債権を信託銀行に信託し、この貸付債権を裏付けとして、信託銀行が、貸付けの金利や返済金を原資とする配当金と償還金を受け取る権利である貸付債権信託受益権を発行する方法などがあります。

CLOファンドでは、この貸付債権信託受益権をファンドが購入し、貸付金の貸付金利・返済金は、貸付債権信託受益権の配当金・償還金としてファンドが受け取ります。これが、ファンドの投資家に支払われる分配金や償還金の原資となる仕組みです。

一方、中小企業にとっては、無担保、第三者保証人が不要といった有利な条件での借入が実現できる、融資する金融機関は県などによる保証が得られる、保証する県などの自治体は県内企業の資金調達を支援できるといった利点があるものです。

これまでに「千葉県CLOファンド」(設定日2004年3 月22日)、「千葉県CLOファンド2」(設定日2005 年2 月23 日)、「千葉県CLOファンド3」(設定日2006年8月29日)、「コラボしがCLOファンド」(設定日2005年3月10日)などが設定されていますが、いずれも各地域の金融機関が同地域の中小企業に貸し出したローン(貸付債権)を裏付けとする貸付債権信託受益権を投資対象としています。4本とも単位型で、国内債券型に分類される公社債投資信託です。

貸付債権信託受益権は、裏付けとなる貸付債権に債務不履行が生じる可能性があるなど信用リスクを伴う投資対象であるものの、これまでに発行されているCLOファンドでは、①高格付の貸付債権信託受益権に投資する、②配当金および元本の支払いを優先的に受けることができる優先的受益権に限定して投資する、③貸付債権は信用保証協会による信用保証を付ける、など信用リスクを軽減するための対策が講じられています。また、金融機関から提供される貸付は2年など期間が短く、金利が決められていることから、CLOファンドの目標償還利回りが公表されています。また、いずれのファンドも解約実行日と償還日には元本確保を目指すものになっているなど、相対的に低リスクのファンドと考えられています。

実際、これらの4本のファンドに関しては、元本(1口当り10,000円)を上回る基準価額で償還しています。

 

ファンド名
償還日
1口当り償還額(円)
期中分配金(円)
千葉県CLOファンド
2006/3/14
10,023.93
72.01
千葉県CLOファンド2
2007/2/15
10,046.45
72.67
千葉県CLOファンド3
2008/10/10
10,070.39
193.51
コラボしがCLOファンド
2007/3/30
10,057.89
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