ヘッジファンド連動型ファンドとは?


ヘッジファンド連動型ファンド

基準価額の値動きがヘッジファンドの値動きに連動することを目的としている投資信託を一般にヘッジファンド連動型ファンドと呼びます。特定のヘッジファンドのパフォーマンスへの連動を目指すファンドと、ヘッジファンドのインデックスへの連動を目指すファンドがあり、ヘッジファンドのインデックスへの連動を目指すファンドは、ヘッジファンド・インデックス連動ファンドやヘッジファンド・インデックス・ファンドとも呼ばれています。

ヘッジファンド連動型ファンドは、ケイマン諸島など海外で設定された外国籍投資信託が主流で、円建て、ドル建て、ユーロ建てのものがあります。日本証券業協会による外国籍投資信託の商品分類では、「債券派生商品型」や「その他」に分類されています。また、110%元本確保型、117%元本確保型などの元本確保型のヘッジファンド連動型ファンドも販売されました。

 

特定のヘッジファンドのパフォーマンスへの連動を目指すファンド

特定のヘッジファンドのパフォーマンスへの連動を目指すファンドでは、実際には、単独のヘッジファンドへの連動を目指すのではなく、複数のヘッジファンドに投資するファンド・オブ・ヘッジファンズのパフォーマンスに連動することを目的としているものが主流です。更に、直接、ファンド・オブ・ヘッジファンズに投資するのではなく、ファンド連動債などへの投資を通してファンド・オブ・ヘッジ・ファンズへの連動を目指します。

 

ヘッジファンドインデックスへの連動を目指すファンド

一方、ヘッジファンドのインデックスへの連動を目指すファンドについては、ベンチマークとするインデックスはファンドにより異なります。ヘッジファンドのインデックスとしては、CSFB/Tremont社が算出・公表しているCSFB/Tremont・ヘッジファンド・インデックス、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルが算出・公表するMSCI Hedge Fund Indices(MSCIヘッジファンド指数)やヘッジファンドリサーチ社が算出・公表するHFRX Global Hedge Fund Indexなどがあります。

 

日本初のヘッジファンドインデックスファンド

国内で初めて設定されたヘッジファンドのインデックスへの連動を目指す追加型株式投資信託は、クレディ・スイス投信が2002年に設定した「CSFB/Tremont・ヘッジファンド・インデックス・オープン」です。同ファンドは、適格機関投資家向けの私募の投資信託として開発・設定されたもので、CSFB/Tremont・ヘッジファンド・インデックスのパフォーマンスに連動することを目的としています。

日本国内では、公募のヘッジファンド連動型ファンドも販売されましたが、ヘッジファンド連動型ファンドは、最低購入金額が1万米ドル程度などと一般の投資信託よりも金額が大きい、手数料率が一般の投資信託などよりも高い、取り扱い販売会社が限定されているなど、広く普及するには至っていないという状況です。