自社株ファンドとは?


自社株ファンドは、企業型の確定拠出年金制度のための専用ファンドで、原則として、自社株のみで運用し、ファンドの基準価額の値動きが自社株の株価の値動きに連動することを目的としたファンドです。

自社株ファンドは契約型の追加型証券投資信託で、投資信託協会の商品分類では「国内株式型」に分類されますが、金融機関などでの一般公募は行なわれておらず、また、他の企業の確定拠出年金加入者が購入することもできません。

自社株ファンドとしては、日産自動車株式会社の従業員の確定拠出年金向けの「DC日産株ファンド」、株式会社三城の「ファンド・三城」などがあります。

自社株ファンドは、原則として、対象となる企業の発行する普通株式のみに投資を行いますが、投資環境の変動などへの対応など、委託会社が運用上必要と認める場合には、委託会社は、預金、指定金銭信託コール・ローン、手形などにより運用するという指図を行えることになっています。

自社株ファンドへの投資を通じて自社株を保有することで、従業員の意識改革に寄与するという考え方もありますが、一方で、会社が倒産した場合など、仕事を失うと同時に老後資金も失うという結果を招いてしまうリスクがあり、自社株ファンドの購入の際には、このようなリスクを踏まえた上での投資が必要となります。

また、一般の投資信託では、一般に数十銘柄から数百銘柄に分散投資が行われますが、自社株ファンドの投資対象銘柄は1銘柄だけですから、集中投資によるリスクが伴い、一般的な国内に分散投資するタイプのファンドよりもリスクが大きいファンドであると言えます。