S&Pグローバル、RobecoSAMの所有するESGレーティング事業の取得を完了


S&Pグローバル(NYSE:SPGI)とRobecoSAM(Robecoの関係会社)は2020年1月10日、S&PグローバルがRobecoSAMの所有するESGレーティング事業の取得を完了したと発表した。この取得には世界的に有名なSAMのコーポレート・サステナビリティ評価(CSA)の事業も含まれる。CSAとは、持続可能性に対する企業の取り組みをRobecoSAM が毎年評価するものであり、最先端のESGスコアリング・メソドロジーの1つとして認知されている。RobecoSAMは、サステナビリティへの取り組みが企業の長期的な価値創造に与える影響を20年にわたり分析しており、ESGスコアリング・メソドロジーはこうした経験に基づいて確立されている。

ESGレーティング事業は2つの部門から構成されている。一つは、ESGレーティングの発行を目的にSAMのCSAを管理する部門、もう一つは、同業他社に対する自社のパフォーマンスを把握することを求めている企業に対して詳細なレポートを提供する部門。この取引の条件は公表されていない。