マネックス証券、NISAの日を控えNISA運用に関する調査結果を公表


マネックス証券は、2月13日(水)のNISAの日を控え、全国のマネックス証券口座開設者を対象に、投資に関する意識調査を実施した。同調査はマネックス証券に口座を保有し、NISAを利用している男女を対象に行われ、計4,703名の回答を得た。2月13日にはオウンドメディア「マネクリ」内でも同調査の結果を公開する予定。

【アンケート調査概要と回答者の属性】

調査方式:インターネット調査
調査対象:マネックス証券口座保有者
回答数: 4,703
調査期間:2020 年1 月24 日(金)~1 月29 日(水)

調査結果①NISAで運用している人の約5割が年収500万未満

NISAで運用している人の約5割の人が年収500万円未満という結果となった。また、この内の3割が300万円未満の年収ということがわかった。マネックス証券は、NISAは、自己資産の多い人だけでなく、年収に関わらず利用されている制度であることが見て取れるとしている。

調査結果②つみたてNISAを始めたときの月額投資額が3万円以下の人が5割

NISAには一般NISAとつみたてNISAがある。一般NISAでは年間120万円まで、つみたてNISAは年間40万円まで投資が可能。1万円以下で運用を始めた人が22.3%という結果となり、無理のない金額でコツコツつみたてていることが見て取れる。NISAを始めたときの投資額は30,001円以上が約半数に上った。つみたてNISAの年間非課税金額をめいっぱい使用してつみたてを始めたことがわかる。

調査結果③一般NISAで購入している商品で最も多いのは国内株式

NISAを運用している人が購入している商品は、国内株式69.1%、次いで投資信託が49.4%、米国株式への投資はまだ少なく11.5%という結果となった。米国株式の購入はまだまだ一般的になっていないことがわかる。

NISAでの人気銘柄トップ10

マネックス証券のNISA口座で取引された人気銘柄トップ10と、それぞれの銘柄の2019年の成績を調査した。

■概要

2019年1年間の取引人数が多かった銘柄トップ10とその騰落率の検証
対象:日本株、米国株、投資信託
検証期間:2019年最初の取引日終値と2019年最後の取引日の終値で比較
(日本株、投資信託は2019年1月4日と12月30日、米国株は2019年1月2日と12月31日)
※騰落率について・・・騰落率とは、二つの時点の価格を比較して、何%上昇したか(または何%下落したか)を表す指標のこと。

 

調査結果④日本株取引銘柄ランキング(一般NISA)

銘柄を見ると、時価総額の高い企業、配当が高い企業、株主優待のある企業が目立つ。また、NISAの年間投資上限内で複数銘柄購入できるような比較的安価な株価の企業が人気だった。

 

調査結果⑤米国株取引銘柄ランキング(一般NISA)

日本株同様に米国での時価総額の高い企業が人気で、日本でも知名度の高い企業の銘柄が多く購入されているが、日本株と比べ圧倒的にパフォーマンスがよかったことがわかった。既に時価総額が高い企業でも成長し続けており、人気銘柄を投資の商品ラインナップに含んでいた人はしっかりと資産形成を行えていることがうかがえる。

 

調査結果⑥投資信託購入ランキング(一般NISA)

年間を通して投資信託の人気、オススメランキングの上位にきていたファンド商品は全てパフォーマンスが高かったことがわかる。日本の株式ではなく、海外銘柄でポートフォリオが組まれているファンドが多いことも特徴的。

 

調査結果⑦投資信託購入ランキング(つみたてNISA)

つみたてNISAでも一般NISAと同様の傾向が見られる。楽天全世界株式インデックス、eMAXISSlim国内株式、ニッセイTOPIXインデックスはつみたてNISAのみランクインをしているが、こちらも総じてパフォーマンスが高い結果となった。