お金のデザイン、THEOユーザーにESG投資、 SDGsに関するアンケートを実施


株式会社お金のデザインは、 2022年1月THEO[テオ]ユーザーにESG投資SDGsに関するアンケートを実施し、 4,250人が回答した。

今回の調査では、 ESG投資への関心は高く、 中でも環境分野への関心が高いということが明らかになった。また、 SDGsにおいても、 こどもたちや自身の将来のために持続可能な社会にしたいと考える方の割合は高く、 特に3世代同居世帯においては単身世代に比べ約2倍となった。

 

ESG投資に興味がある回答者は4割以上。 年収1,000万円以上の層では53.7%。

ESG投資に興味があるか聞いたところ、 全体の43.7%が「興味がある」と回答した。 投資の目的として「投資を通じて資産運用を勉強したい」と回答した人の中では、 54.7%が「興味がある」と回答しており、 THEOユーザーの多くを占める投資初心者は、 資産運用を学ぶことと共に投資を通じた社会への貢献にも関心が高いという結果が出た。 年収別にみると1,000万円以下の層が42.6%、 1,000万円以上の層が53.7%と、 年収が高い層に関心の高さが見られた。 また、 20代・30代において特に関心が高い傾向が見られた。

ESG投資に興味がある回答者は4割以上

出所:お金のデザイン、 2022年1月にTHEOユーザーを対象に行ったオンライン調査結果。 回答者数4,250人

 

ESGの中では、 特に「環境」に関する関心が高い

ESG(環境、 社会、 企業統治)の中で興味がある分野を聞くと、 61.4%が環境を選択した。 環境への関心は60代以上が特に高く、 社会への関心は20代が高いなど、 世代による関心分野の違いも明らかになった。

環境に対して関心がある理由としては、 「気候変動や自然災害が心配だから」が71.5%と高く、 お金のデザインは、温暖化などの地球環境に加え、 近年、 日本において大規模な自然災害も頻発していることも関心の高さにつながったと考えている。また、 社会に対して関心がある理由としては、 「高齢化問題が心配だから」が64.3%と最も高くなった。

お金のデザインは、「このように、 身近にある課題と将来の不安がESG投資への関心の高さにもつながっていると推測されます。 また、 当社が提示した16個のESGのテーマについて、 一番関心が高いテーマは「代替・再生エネルギーや二酸化炭素排出削減」となりました」とコメントしている。

ESGの中では、 特に「環境」に関する関心が高い

一番関心が高いテーマは「代替・再生エネルギーや二酸化炭素排出削減」

 

出所:お金のデザイン、 2022年1月にTHEOユーザーを対象に行ったオンライン調査結果。 回答者数4,250人

 

SDGsへの関心は「こどもたちや自身の将来のために持続可能な社会にしたい」という理由多数、3世代同居世代では、 特に高く

SDGsへの「関心がある」と回答した人に、 関心の理由としてあてはまるものをきいたところ「こどもたちや自身の将来のために持続可能な社会にしたい」が約45%と高かった。 特に居住形態において3世代同居のグループで関心が高く、 日常的に幅広い年代とのかかわりがある環境においては特に関心が高まる傾向がみられた。

SDGsへの関心

SDGsへの関心

出所:お金のデザイン、 2022年1月にTHEOユーザーを対象に行ったオンライン調査結果。 回答者数4,250人

 

メディアやインターネットでSDGsやESGの認知は広がっているものの、 実際の活動経験は低い

SDGsやESGに関する情報に触れる機会についてきいたところ、 テレビ・ラジオなどのマスメディアからインターネットまで、 幅広いメディアで情報に接する機会が増えていることがわかった。しかしながら、 実際に社会貢献に関する活動をしている割合は10.0%で、 認識と実行の間にはまだ差がある段階であることが明らかになった。

お金のデザインは、「SDGsやESGがどのようなものであるかについては、 十分に情報が得られる状況になりつつあり、 今後は、 実際に社会貢献に関する活動に参加する方法・手段などの情報が得られる環境となっていくことで、 関心の高さが実際の行動につながると推測されます」とコメントしている。

SDGsやESGに関する情報に触れる機会

 

出所:お金のデザイン、 2022年1月にTHEOユーザーを対象に行ったオンライン調査結果。 回答者数4,250

 

お金のデザイン 代表取締役社長 山辺僚一氏は次のようにコメントしている。

 今回の調査では、 「こどもたちの将来」への関心は子育てを家族で支える3世代同居の回答者に多く見られ、 一方で、 単身者の回答では「自らの老後」への意識の高さを見ることができました。 また、 若年層では「社会」の持続性への不安、 60代以上では「環境問題」への懸念の大きさが明らかとなりました。

一言でSDGs/ESGと言っても、 世代や世帯構成によって、 お一人おひとりの課題意識の個性が浮き彫りとなっています。 こうした認知の広がり、 そして関心の細分化がある一方、 実際に社会貢献に関する活動をされている方はまだ少ないのが実態のようです。

しかし、 毎日の仕事や子育に奔走されている現役世代の方々にとっては、 こうした意識と行動のギャップを埋めることも容易ではないはずです。 そこで我々は、 社会貢献と日常の垣根を低くするべく、 「THEOグリーン」や「グローバル・ソーシャル・ デベロップメント・ファンド」を提供させて頂いております。

「お金の不安の解消を目指す経済的リターン」と、 「社会の不安の解消を目指す社会的リターン」を同時に追求できるサービスです。 一度きりの人生、 自分らしく生き、 高次の充足を得る。 そんな当たり前の実現のためには、 お金を将来の不安から希望へ変える。 そして、 お一人おひとりの希望が社会の原動力となり、 また同時に社会の産物として個人に還元される。 そういう人と社会の健全な関わりがあってこそ、 希望に満ちた未来が切り開けるのだと考えています。

 

<お金のデザインが提供するESG投資>

お金のデザインでは、 ESG関連投資サービス「THEOグリーン」、 ESGをテーマとした投資信託「グローバル・ソーシャル・ デベロップメント・ファンド」を通じて、 顧客に気軽に持続可能な社会の実現に貢献に参加してもらえる仕組みを提供している。同社は、「 今後も新たなサービスや情報の提供を通して、 ESG投資への関心を理解へ、 理解を実感へ変えていけるよう努めてまいります」と述べている。