フィデリティ証券、新しい資産運用サービス「ザ・ハイブリッド」の提供を開始


フィデリティ証券は、ロボアドバイザーに資産運用のエキスパート(ヒト)のサポートを、運用面とアドバイスの2つの面で融合した個 人投資家向けの新しい資産運用サービスとして、ハイブリッド・ロボアドバイザー 「ザ・ハイブリッド」の提供を2021年7月6日に開始した。世界有数の独立系資産運用グループであるフィデリティが世界基準の資産運用サービスを提供する。

「ザ・ハイブリッド」の特色は次の通り。

特色1: ロボ+ヒトのハイブリッド型

「ザ・ハイブリッド」は、従来のロボアドバイザーのようにアルゴリズムが判定したリスク許容度にもとづいて機械的に運用するだけではなく、ロボと共にフィデリティの運用部門が運用状況のモニタリングも行い、最適と考えられるポートフォリオ の提供を行う。さらに実質的にアクティブ運用を行うファンドを組み合わせることで超過利益を最大化することを目標とし、最適なリターンの提供を目指す。 利用者サポートの面では、コールセンターによる丁寧なサポートに加え、アドバイス担当者が資産運用開始前から運用開始後も長期に渡りアドバイスを行うコースを設定するなど、「ロボ+ヒト」が個人投資家の生涯に寄り添ったサポートを行う。

特色2: 2つのコースを提供 ~ネット完結コースとアドバイス担当者付コース〜

利用者の意向に合わせて、「ネット完結コース」(最低契約金額1万円から)と、「アドバイス担当者付きコース」(最低契約金額300万円以上)の2つのコースを用意した。アドバイス担当者付きコースでは、経験豊富なアドバイス担当者が、 資産運用開始前のライフプラン相談から、運用開始後3ヵ月に1回ライフステージに応じたプランの再設計など、資産形成に関するアドバイスを長期にわたって行う。

特色3: わかりやすい手数料体系

ネット完結コースの手数料は預かり資産の年率0.97~1.03%程度(税込)。アドバイス担当者付きコースでは、追加で年率0.55%(税込。投資顧問契約にかかる投資顧問報酬)を徴収することで、資産運用開始前の相談から、その後も長期にわたり資産形成に関するアドバイスを提供する。

 

フィデリティ証券は過ぎのように述べている。

過去 20 年で、資産運用に積極的な米英の家計金融資産は2倍以上に増えましたが、この間預貯金中心の日 本では個人の金融資産の伸びは約 1.4 倍にとどまりました*1。老後資金 2000 万円問題以降、投資を行う日 本人は増える傾向にあります*2 が米英との差は大きいのが現状です。

資産運用の先進国ともいえる欧米では資産規模に応じてさまざまなサービスが提供されており、運用資産が 少なくても始められるロボアドと、プライベートバンクのような富裕層向けサービスとの間を埋めるものとして、ロ ボアドにヒトのアドバイスを組み合わせた「ハイブリッド型」の新しい運用サービスに注目が集まっています。

フィデリティ証券が新たに提供するのは、こうした海外のモデルや潮流を踏まえた、世界基準の新しい資産運 用サービスです。自信をもてないまま資産運用をしていたり、資産運用の必要性を感じながらも一人で取り組 む不安(資産運用でのワンオペ問題*3)を抱えていたりする方々に、人生 100 年時代でも安心できる「生涯型」 資産運用サービスを提供します。

 

ネット完結コースとアドバイス担当者付コース手数料

コース名 アドバイス担当者付きコース
相談できる担当者が欲しい人向け
ネット完結コース
すべてセルフで行うことを希望する人向け
概要 アドバイス担当者が、運用開始前のよりパーソナライズされたライフプラン相談、運用開始後の定期的なフォローアップや進捗確認を行う。 契約から定期的な運用報告まですべてをオンラインで行う。(アドバイス担当者はつかない)
最低契約金額(1円単位) 300万円〜 1万円〜
手数料(年率・税込) 純資産総額に対して年率1.52%〜1.58%程度(*) 純資産総額に対して年率0.97%〜1.03%程度(*)

※投資一任契約の運用報酬は実質的に信託報酬に含まれており、別途徴収しない。
※7種類ある運用モデルのポートフォリオの資産配分比率(2021年4月30日現在)から推定される費用レンジを表示しており、実際の運 用では異なる場合がある。
ファンドラップ専用国内投信信託報酬とは別に、法定書類等の作成等に関する費用や監査費用等(ファンドラップ専用国内投信の純資産総額に対して上限年率0.10%(税込))、またその他組入有価証券の売買委託手数料、信託事務の諸費用等がかかる。
※顧客が実際に投資する運用モデルのポートフォリオ(7種類)によって費用の水準は異なる。

 

注記
*1  1998~2018年 平成31年金融庁「人生100年時代における資産形成」よりフィデリティ証券が試算
*2  2020年フィデリティ・ビジネスパーソン1万人アンケートより
*3  フィデリティ証券資産運用に関する意識調査 (2021年)より