ジョン・ボーグルの「The Little Book of Common Sense Investing」日本語訳「マネーと常識」、日経BP社より出版決定!


ジョン・ボーグルの最新著書「The Little Book of Common Sense Investing」の日本語訳が8月13日に日経BP社より出版される。日本語タイトルは「マネーと常識~投資信託で勝ち残る道」。詳細は次の通り。

[書名]
マネーと常識–投資信託で勝ち残る道

原書タイトル:The Little Book of Common Sense Investing

原書サブタイトル:The Only Way to Guarantee Your Fair Share of Stock Market Returns

著者:ジョン・C・ボーグル
監訳:林 康史
翻訳:石川由美子
定価:本体1600円+税
発行:日経BP社
発売:日経BP出版センター

[紹介文]

投資の世界に革命を起こした男が勝者のゲーム(=インデックスファンド)を語る。

「多くの投資家にとって、なぜインデックスファンドが最高の選択肢なのか?
その理由をボーグルが明快に示してくれた」(ウォーレン・バフェット)

数ある投資信託のなかでも、すべての銘柄に平均的に分散投資するだけのインデックスファンドがアクティブ運用ファンドを凌駕するリターンをあげ続けているのはなぜか? その秘密を解き明かしながら、株式投資を含めた資産運用全般に通底する原理・原則をわかりやすく解説する。結局のところ、普通の人々にできることは、業者の手数料や税金として消えてしまう無駄なコストをできるだけ抑え、市場(=すべての企業)が生み出した利益のうちの正当な取り分を獲得することにほかならない。そして、その手段こそがインデックスファンドによる長期投資なのである。難解な数式や面倒なデータ分析がいっさいなく、明快で読みやすい語り口が魅力の万人向け投資入門書。郵便局や銀行・証券会社の勧誘にのせられて”手数料満載”の投信を掴まされる前に、ぜひ一読を。

ジョン・ボーグル John C. Bogleについて

米投資信託大手バンガード・グループの創業者。幅広い銘柄に割安な手数料で投資できるインデックス・ファンド(株式指数連動型の投資信託)を世の中に広め、アメリカ人の資産形成に大いに貢献してきた。ウォーレン・バフェットなどと並び称される投資業界のカリスマの一人。フォーチュン誌「投資の世界でもっとも偉大な4人」にも選出された。主な著書に『インデックス・ファンドの時代』(東洋経済新報社)など。

[目次]

  • 序章 「勝者のゲーム」を「敗者のゲーム」にしてはいけない
  • 第1章 寓話 ゴットロックス家の物語
  • 第2章 根拠ある熱狂 ビジネスの現実は市場の期待に勝る
  • 第3章 企業と運命をともにする 「オッカムのかみそり」に従って単純に勝つ
  • 第4章 なぜ「勝者のゲーム」を「敗者のゲーム」にしてしまうのか 簡単な数学の冷徹なルール
  • 第5章 大いなる幻想 驚くべきことに、投資信託が報告するリターンは、投資家が実際に獲得するリターンではない
  • 第6章 税金もコストである 必要以上に政府に支払ってはいけない
  • 第7章 よき時代が続かないとするなら 将来のリターンが低くなりそうな場合はどうするか?
  • 第8章 長期の勝者を選択する――干草のなかの針を見つけるような無駄なことはするな
  • 第9章 昨日の勝者は明日の敗者 ランダム性に騙されて
  • 第10章 助言は必要ですか? コンサルタントやアドバイザーは「転ばぬ先の杖」になるか
  • 第11章 低コストのファンドに注目せよ――ファンドマネジャーの取り分が増えれば投資家の取り分が減る
  • 第12章 単純であることのすばらしさ インデックスファンドで株式市場を丸ごと保有する
  • 第13章 債券ファンドとマネーマーケット・ファンド 冷徹なルールがさらに威力を発揮するところ
  • 第14章 市場に打ち勝つインデックスファンド 新たなパラダイムは到来するのか?
  • 第15章 上場投資信託(ETF) インデックス運用という名の投機
  • 第16章 ベンジャミン・グラハムとインデックス運用 ウォーレン・バフェットが確認した事実
  • 第17章 復習――簡単な数学の冷徹なルール
  • 第18章 いま何をすべきか――楽しむお金とまじめなお金の投資戦略