日本FP協会、「くらしとお金のFP相談室」実施状況を発表


日本FP協会は、ライフプラン(生活設計)や家計管理等の生活全般にかかわるお金の不安や疑問について、ファイナンシャル・プランナー(FP)への相談を体験できる「くらしとお金のFP相談室」を札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・福岡の全国8カ所に常設している。今般、2017年度の実施状況をまとめ、公表した。

■2017年度のFP相談室実施状況 (2018年3月末現在)

2017年度の1年間に実施した相談実施総数は 870件(2016年度:834件)だった。相談の多かった上位3つの相談は、「ライフプランの立て方」「保険」「住宅ローン」だった。相談者の中心が30代・40代ということもあり、ライフプランとともに、保険の新規加入や見直しであったり、住宅ローン新規借入・借替えに関する相談が多数となった。続いて、家計収支、リタイアメントプラン、教育資金、金融資産運用の順となった。

*一度に複数のテーマを相談されるケースがあるので、相談テーマ件数は累計となり、相談実施総数と同数にはならない。

*ライフプランとは、生涯にわたる生活設計全般のことを指している。

FP相談室は、CFP認定者(※)が相談員となり、50分間のFP相談(対面相談)を無料で実施している。同相談室では、CFP認定者への相談を通じて、生活者一人ひとりが抱える生活設計などのくらしとお金に関する悩みの解決に向けた手助けをしている。また、ファイナンシャル・プランニングの重要性を生活者に知ってもらい、また、ファイナンシャル・プランナー(FP)への相談を体験してもらうことで、FPの役割についても認知してもらうことを目的としている。

(※)日本FP協会が認定するファイナンシャル・プランナー(FP)の上級資格保有者。