SBI証券と三井住友カード、「新たな資産運用サービス」の提供開始


SBI証券三井住友カード株式会社は、 2020年7月28日(火)付で、 個人向け資産運用サービスにおける業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。

1.     本提携の目的

SBI証券と三井住友カードのそれぞれが属するSBIグループとSMBCグループは、本年4月28日(火)に発表した戦略的資本・業務提携に関する基本合意に基づき、両グループの各種領域における強みを活かした連携強化に向けて協議を進めている。今般、若年層および投資初心者への中長期的な資産形成の支援を目的として、SBI証券と三井住友カードによる新たな個人向け資産運用サービスの提供に関する基本合意に至った。

SBI証券は、資産運用サービスにおいて、三井住友カードのクレジットカードなどを活用してサービスの拡充を目指すとともに、三井住友カードの顧客、特に若年層および投資初心者層にSBI証券の金融商品・サービスを提供することで、顧客基盤の拡大を図っていく。三井住友カードは、SBI証券と金融商品仲介サービスで提携する。クレジットカード決済による投信積立サービスの提供など、資産運用と決済を組み合わせ、顧客の多様化するニーズに的確に対応していく。また、資産運用サービスについては、この提携に加え、SMBC日興証券をはじめとするグループ各社との連携を高度化するとともに、グループ外のプレイヤーとの幅広い協働を通じて、新たな収益の柱として成長させていく。

2.     本提携の内容

SBI証券と三井住友カードは、 2021年2月以降、 順次以下のサービスの開始を予定している。

<三井住友カード経由でSBI証券総合口座を開設する顧客向け(金融商品仲介業)>

通常どおり、SBI証券が提供する株式、投資信託などの金融商品や各種サービスを利用可能。さらに、 1.~4.のサービスも利用できるようになる。

  1.  SBI証券の投信積立サービスにおける三井住友カードのクレジットカード決済(決済金額の0.5%分のVポイント※1を付与)
  2. 三井住友カードアプリ上でのSBI証券総合口座情報の表示
  3. Vポイント1ポイント=1円として、 SBI証券の投資信託の買付ができる「Vポイント投資」
  4. 投資信託保有残高に応じてVポイントを付与※2

<既にSBI証券総合口座を開設済みの顧客および三井住友カード経由以外で今後SBI証券総合口座を開設する顧客向け>

SBI証券が提供する株式、 投資信託などの金融商品や各種サービスをすべて利用可能。さらに、 上記1.2.のサービスを利用いただけるようになる。

さらに、 今後、 スマートフォンの活用を中心として、 両社の強みを活かした新サービスを検討していく。

SBI証券は次のように述べている。

オンライン総合証券として証券総合口座数、 預かり資産残高、 株式委託個人売買代金シェアにおいてネット証券No.1※3の地位を誇るSBI証券とキャッシュレスリーディングカンパニーである三井住友カードの提携により、 両社のお客さまの一層の利便性向上を図ることが可能となり、 これまで以上に若年層、 投資初心者層のお客さまに両社のサービスをご利用いただけるようになるものと期待しています。

※1 V ポイントは2020 年 6 月 1 日(月)よりワールドプレゼントポイントからリニューアルした、 三井住友カードが管理・運営するSMBC グループ共通のポイント。 三井住友銀行と三井住友カードのそれぞれの各種取引でポイントが貯まる。それぞれで貯まった V ポイントは、おまとめ手続きを行うことで合算して使うことができる。ポイント累積数に応じて希望の景品との交換や、銀行の振込手数料割引、他社ポイントへの移行ができる。三井住友カードの場合、 通常、 毎月のカードご利用金額の合計200円(含む消費税など)ごとに1ポイント(1円相当)を付与する。

※2 投資信託保有残高に応じてTポイントが貯まる「投信マイレージサービス」との併用はできない。

※3比較対象範囲は、 主要ネット証券5社との比較となる。「主要ネット証券」とは、 口座開設数上位5社のSBI証券、 楽天証券、 マネックス証券、 松井証券、 auカブコム証券(順不同)を指す。 (2020年7月28日現在、 SBI証券調べ)