野村アセットマネジメント、Net Zero Asset Managers initiativeに加盟


野村アセットマネジメント株式会社は、脱炭素社会の早期実現に向け、Net Zero Asset Managers initiative(ネット・ゼロ・アセット・マネージャーズ・イニ シアティブ、以下「NZAMI」)※に加盟したと2021年11月2日に発表した。NZAMIは、パリ協定の目標に沿って、2050年までに投資先企業の温室効果ガス排出量のネットゼロを目指す資産運用会社によるグローバルなイニシアティブ。

NZAMIは、2050年までのネットゼロを目指す企業への投資を積極的に支援する目的で、2020年12 月に発足した。野村アセットマネジメントは、気候変動問題に対する世界共通の長期目標としてパリ協定の趣旨に賛同しており、この目標を達成するための取組みとして、今般、世界的な資産運用会社のイニシアティブで あるNZAMIに加盟した。今後は責任ある機関投資家として、NZAMIと連携しながら、投資ポートフォリオにおける温室効果ガスの排出量ならびに吸収量の計測のほか、スチュワードシップ活動やス テークホルダーとの連携強化、金融商品の開発などに戦略的に取り組むことにより「2050年ネットゼロ目標」の達成を目指す。

野村アセットマネジメントは、2021年10月25日に同社運用資産の温室効果ガス排出量に関する「2050年ネットゼロ目標」と「2030年中間目標」を発表した※2。この「2050年ネットゼロ目標」と「2030年中間目標」は NZAMIの加盟機関に求められているコミットメントの内容に整合した目標。

野村アセットマネジメントは次のように述べている。

当社は、健全な地球環境の実現を重要課題(マテリアリティ)の一つと特定しており、投資先企業の 経営者との対話を通じて気候変動問題への取組みを促すなど、「投資の好循環(インベストメント・ チェーン)」による脱炭素社会の実現を支えています。当社は今後も、責任ある機関投資家としてESG 課題の解決に取り組みながら、世界のお客様から選ばれる日本を代表する運用会社になることを目指 していきます。

※ 産業革命前からの世界の平均気温の上昇を1.5°Cに抑えるよう努力するというパリ協定の目標に沿った、 2050年までの温室効果ガス排出量ネットゼロを目指す企業への投資を積極的に支援するグローバルの資産 運用会社によるイニシアティブ。