今日こそ東京中央郵便局へ


取材やら何やらと忙しく、ふと気が付くともう4月。確定拠出年金制度がスタートして既に3カ月近くが過ぎてしまった。そこで日比谷に出かける用事があったので、今日こそは!と帰りに東京中央郵便局へ出かけた。東京中央郵便局は全国に先駆けて最初に確定拠出年金の取扱いをスタートした郵便局の一つである。

東京、しかも中央と付くだけあって、この郵便局はなかなか広い。1階に30番くらいまで番号の付いたカウンターがある。その一番隅に「確定拠出年金ご相談窓口」と書かれた案内が出ている。そう、ここだ、私が探していたのは。カウンター越しに「確定拠出年金に入りたいのですけど、どうすればよいですか」と係りの人に聞く。

「年金手帳とそれを作った時に使用した印鑑、通帳、銀行印、保険証か免許証が必要です」と係りの人。忘れないようにとメモをとる私。

「まずは教育を受けていただきます」

「はい、わかりました」

「2~3時間はかかりますよ」

「わかりました」

「ここが一番便利な郵便局ですか?」

「日本橋も近いです」

「日本橋でも入れますよ」

「いえ、ここで結構です・・」

この時点で、何となく私はここでウェルカムされていないのではとやや不安になる。話を聞いていると、この郵便局でも確定拠出の教育担当者は一人しかいないという。他の業務もあり結構忙しいようだ。そんな事情が会話に感じ取られる・・。私の気のせいかもしれないし、今さら日本橋に出向くのも面倒。「では、いつ来れば良いですか?」とやや強引に教育を受けさせてもらう日時を決めに急ぐ。郵便局での投資教育は毎日午前と午後の二回実施されるらしい。しかもマンツーマン。手数料は教育コストも勘案した上で決定しているのだろうが、この時点では私は何も負担していない。3時間も無料で投資教育が受けられるわけだ。早速、来週火曜日ということで予定を入れてもらった。

実際に教育を受ける前に、予習する教材でもくれるのかと思ったが、提供された資料は①確定拠出年金の運用商品のご案内」という2枚組みの資料と②確定拠出年金という三つ折パンフレットのみ。この2つは1月に日本橋郵便局で入手したものと同じである。

その後、担当の人と話をしていると、まだほとんど申込みに来る人はいないらしいことがわかった。教育を受けても、一旦資料を持ち帰って検討するというのが多いパターンらしい。まあ、商品が多いのだから、最もな話である。まずは、来週の投資教育を楽しみにしよう。