年1回の会社証明


日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社から会社に書類が届きました。同社は、運営管理機関。国民年金基金連合会からの事務委託を受けて、個人型の記録関連の事務を行なっている会社です。届いた書類は「第2号加入者の届出書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」というもの。以前にも書きましたが、私が加入しているのは「個人型」の確定拠出年金です。「会社型」ではありません。

それでも、会社は様々な書類の提出が求められます。そのひとつが今回の「第2号加入者の届出書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」。これは、個人型に加入している従業員について、加入できる資格に変動がなかったかを企業(事業主)が証明するためのものです。年1回の届出が必要です。

企業に勤める従業員が個人型に加入できるのは、事業所が企業型確定拠出年金または企業年金制度(厚生年金基金、確定給付型の企業年金や適格退職年金制度)を実施していない場合です。したがって、企業は、個人型に加入している従業員が、企業型確定拠出年金に加入していない、企業型年金制度の加入者ではない等々ということを証明しなければならないのです。弊社のような小さな会社においては、記入する手間も時間も大してかかりません。しかし、大企業の場合は、そうも言っていられない作業でしょう。

これまで何度となく、確定拠出年金は手数料が高いことを書いてきましたが、その手数料がこのような書類を送付して取りまとめたりというところに、使われているのでしょう。オンラインで申請するとか、もっと効率のよい方法にすれば、手数料も下がるのではないでしょうか。