NISAのロールオーバー


NISAのロールオーバーとは

一般NISA少額投資非課税制度、積み立てではないタイプ)では、非課税の期間は5年間と定められています。この5年間が終了するとき、投資家はNISA口座で保有している投資信託や株式などの金融商品をどうするかを、次の3つの中から選択することになります。

  1. 翌年の非課税投資枠に移す
  2. 課税口座(一般口座・特定口座)に移す
  3. 売却する

この「翌年の非課税投資枠に移す」ことをロールオーバーと呼びます。ロールオーバーすることで、引き続き5年間非課税口座でロールオーバーした金融商品を保有することが可能となります。なおロールオーバーは英語のroll-overのことで、金融の世界では、乗り換える、移し替える、移行する、移管するという意味で使われます。借入などでは、借り換えるという意味で使われます。

 

ロールオーバーの実際

ロールオーバーする場合には、年間の限度額である120万円(2020年3月現在)からロールオーバーした額を差し引いた額が、翌年のNISAでの利用可能な枠となります。

例えば、80万円を翌年の非課税枠にロールオーバーした場合、120万円−80万円=40万円が翌年に新たに利用可能な非課税枠となります。

ロールオーバー可能な金額に上限はないので、前年に120万円投資していて、投資信託の値上がりや配当収入などにより、NISA口座で保有する資産の評価額が120万円を超えていた場合でも、全額を翌年にロールオーバーして運用を継続することができます。

なお、ロールオーバーを選択する場合は、証券会社への申し込みが必要となります。通常、毎年10月頃に各証券会社では翌年の非課税口座へのロールオーバーの申し込みの受付が開始されます。手続きは、非課税期間が満了する前に完了している必要があります。