NISA(少額投資非課税制度)とは


NISA(少額投資非課税制度)とは?

NISA(少額投資非課税制度)

NISA(少額投資非課税制度)

NISA(ニーサ)とは、2014年1月にスタートした新しい投資に関する非課税制度のことで、正式名称を少額投資非課税制度といいます。

証券会社や銀行などの金融機関でNISA用の専用口座を開設し、その口座で上場株式や株式投資信託を購入すると、本来であれば20%(復興特別所得税を含めると20.3150%)課税される配当金や売買益等が非課税となる制度です。

なお、NISAは英国のISA(Individual Savings Accounts)と呼ばれる個人貯蓄口座を模範としていることから、日本版ISAと呼ばれていましたが、2013年4月30日にNISA(ニーサ)という愛称が正式につけられました。NISAの「N」は「Nippon(にっぽん)」のNです。

 

NISAの概要

 

項目

摘要

制度を利用可能な人 日本に住む20歳以上の人(*1)(口座を開設する年の1月1日現在)
非課税対象 上場株式・公募の株式投資信託の配当金・分配金や譲渡益
口座開設可能数 1人1口座(*2)
非課税投資枠 毎年、新規投資額で120万円を上限(*3)(非課税投資枠は最大600万円)
非課税期間 最長5年間(*4)
口座開設数 1人1口座

*1・・・0歳から19歳の人は、ジュニアNISA口座を利用できます。
*2・・・NISA口座を開設する金融機関は1年単位で変更可能。ただし、開設済みのNISA口座で既に株式・投資信託を購入している場合は、その年は他の金融機関に変更することはできない。
*3・・・平成27年以前分は100万円。未使用分があっても翌年以降への繰り越しはできない。
*4・・・期間終了後、新たな非課税投資枠への移管による継続保有が可能。

NISAについては、法改正などにより制度が改正される可能性がありますので、最新の情報については、国税庁のNISAに関する情報金融庁のNISA特設サイトでご確認下さい。

 

NISAの基本の目次

 

令和6年以降のNISA

NISA(非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置)について、拡充・恒久化が行われました。

つみたて投資枠と成長投資枠は併用が可能です。

つみたて投資枠 成長投資枠
制度を利用可能な人 日本に住む18歳以上の人(口座を開設する年の1月1日現在)
口座開設可能数 1人1口座
非課税対象 上場株式・公募の株式投資信託の配当金・分配金や譲渡益
年間の投資上限額 120万円 240万円
非課税保有期間 制限なし(無期限化) 制限なし(無期限化)
非課税保有限度額(総枠)

1,800万円

*簿価残高方式で管理(枠の再利用が可能)

成長枠1,200万円(内数)

口座開設可能期間 制限なし(恒久化) 制限なし(恒久化)
投資対象商品 積立・分散投資に適した一定の公募等株式投資信託

(商品性について内閣総理大臣が告示で定める要件を満たしたものに限る)

上場株式・公募株式投資信託等

(安定的な資産形成につながる投資商品に絞り込む観点から、高レバレッジ投資信託などを対象から除外)

投資方法 契約に基づき、定期かつ継続的な方法で投資 制限なし
現行制度との関係 令和5年末までに現行の一般NISA及びつみたてNISA制度において投資した商品は、新しい制度の外枠で、現行制度における非課税措置を適用。