通貨先物取引とは?


通貨先物取引とは

通貨先物取引とは、取引所に上場されている通貨の先物取引のことです。「通貨先物取引」という言葉は、投資信託目論見書の中では第二部発行者情報の中の投資方針の中に出てきます(ファンドにより異なります)。例えば、「通貨先物取引の指図は次の範囲で行うものとします」等と書かれ、その後に具体的な範囲についての説明が続きます。

通貨先物取引の取引

株価指数に先物があるのと同様、通貨にも先物があります。特に投資信託の約款や目論見書で通貨先物取引といった場合、取引所に上場されている通貨の先物を指します。たとえばシカゴ・マーカンタイル取引所ニューヨークのFINEXなどではユーロや円の対ドルレートなどが盛んに取引されています。

投資信託が通貨の取引を行なうとき、多くの場合には為替先渡取引が用いられますので、取引所上場の通貨先物が用いられることはほとんどないようです。これは、為替先渡取引が店頭取引であり、決済日などを事情に合わせて指定できるのに対し、取引所上場の通貨先物は決済日があらかじめ決められた(3、6、9、12月の第3月曜日など)取引であるからです。また為替先渡取引は通常証拠金なしに行われるのに対し、上場通貨先物には株式や債券の先物と同じように証拠金が必要です。

 

通貨先物取引の具体例

東京金融先物取引所のドル円先物2003年12月限を使って1ドル=116.20円で1億ドル分だけドル買い・円売りした。2ヶ月後、先物価格が1ドル = 117円へと上昇したので、転売した。

ドル買い・円売り時 先物取引ですので、売買代金の支払い・受け取りは発生しません。取引金額はドルで言えば1億ドル、円で言えば100,000,000×116.20 = 11,620,000,000円になります。
ドル転売・円買戻し時 取引金額はドルで言えば1億ドル、円で言えば100,000,000×117 = 11,700,000,000円になります。清算は差金決済ですから、11,700,000,000-11,620,000,000 = 80,000,000円から取引コストを引いたものが利益になります。