投資信託協会、「資産形成学生論文アワード 2023年」(第1回)の審査結果を公表


投資信託協会は、経済成長や賃金等に対する不安に包まれる時代を生きる若い人たちに、投資をより身近なものとして捉え、また、今後の「投資による資産形成」の在り方について、将来の日本を担う方々に考えてもらいたいという想いから第一回となる「資産形成学生論文アワード(2023年)」を開催した。応募資格は大学生(短大生も含む)と大学院生(博士後期課程を除く)で、テーマは個人の資産形成の促進や投資信託の活用に関するもの。論文募集は2023年6月15日から9月29日まで行われ、審査結果は11月20日に公表された。なお、表彰式は2023年12月20日に行われた。

投資信託協会では、若者の視点での分析・提言における将来性やオリジナリティを重視して審査を行い、データ等を適切に利用、引用していること、テーマに即した分析、提言をしていること、資産形成、資産運用に関して考察していることなどが考慮された。

この結果、次の論文が優秀賞、佳作、敢闘賞、アイデア賞を各受賞した。

  • 優秀賞:松本航輝さん(大阪経済大学)「家計の金融資産保有の決定要因 〜G7を対象とした国際パネルデータ分析〜」
  • 佳作:岩崎朝妃さん(筑波大学)「高等学校における経済教育と金融リテラシーに関する研究:公民・家庭の教科書分析」
  • 敢闘賞:伊藤維胤さん(東京海洋大学)「経済の変動と長寿リスクに対応した次世代のFIRE戦略に関する数理モデルと統計的検証」
  • アイデア賞:岡本彩さん(中央大学)、野間夕紀惠さん(中央大学)「確定拠出年金とESGファクターを用いての⾧期投資」

優秀賞と佳作の論文は、投資信託協会のホームページ内の「資産形成学生論文アワード」でダウンロードすることができる。また、それぞれの論文についての審査講評も同ホームページに掲載されている。