インベスコ、「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)」を設定


インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は、世界を変える技術といわれるブロックチェーンを活用して、新たなサービス・仕組みを作り出している、 もしくは作り出すと期待される企業に投資する「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)」を2021年3月11日に設定し、運用を開始した。

インベスコ・アセット・マネジメントによると、ブロックチェーン技術は DX(デジタルトランスフォー メーション)の基幹技術とされ、ブロックチェーンの活 用が進むことで、これまでの世界を変えるような新しいサービス・仕組みの出現が期待されている。シス テム運用のコスト低下やシステム障害・情報漏洩・ 改ざんのリスク低減に繋がり得るブロックチェーンの技術が、送金、物流、医療・保険を始めとしたさまざまな分野に活用され、その市場規模は、2025 年に は約 19 兆円、2030 年には自動車産業を上回 り、世界で約 340 兆円にまで成長するという試算 がある 1。

インベスコでは、このブロックチェーン技術の潜在成長性に着目し、2019年7月に日本の公募投信で初めて 3 ブロックチェーン関連銘柄に特化して投資を行うファンドとして、年一回決算型の「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」を設定し、運用をしている。設定来の運用成績は 200.6%2 と、世界株式と比較し ても堅調な推移となっている。特に2021年2月の運用成績は 37.4%と好調さが際立ち、日本の投資信託、約 5900 本の中でも第1位 4の運用成績になった。インベスコでは、好成績の背景はブロックチェーンが様々な分野に波及し始めており、関心が高まりつつあることだと考えている。また、同ファンド が採用するインデックスは、デジタル・アセットに特化した投資会社であるエルウッド・アセット・マネジメントが独自の分析に基づいて選定したブロックチェーン関連銘柄で構成される。インベスコによると、ブロックチェーンの拡大を捉える投資機会という点で、従来の時価総額型インデックスとは異なる革新的なインデックス。

今回新たに設定した「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)」は、「インベスコ 世界 ブロックチェーン株式ファンド」と同様の投資方針で運用する。また、毎月決算型で、分配金額は原則として、決 算日の前営業日の基準価額(1万口当たり)に応じて決定する。インベスコは、「これにより、投資の果実を分配金という形で定期的に受け取れるチャンスを得ながら、長期的な成長に期待して投資を続けたいという皆さまのニーズにお応えできるようになりました」と述べている。

代表取締役社長兼 CEO である佐藤秀樹氏は次のように述べている。

様々な企業や業界でブロックチェーン技術を 活用した未来を見据えた動きが始まっています。私たちは今まさに、ブロックチェーン技術による世界の変化の入り口にお り、これから今までにない新たな社会を見ていくことでしょう。この大きな変化を享受していくために、長期的な視点で投資 できる機会を提供することは、我々運用会社が果たしうる重要な役割と考えています。今回新たなコースを加えたことに より、消費者の皆様に新たな長期投資の選択肢をご提示できたものと考えております。

なお、インベスコでは、弊社ホームページの特設サイトを通じて、世界を変えるブロックチェーン技術についての幅広い 情報を発信している。

「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」特設サイト:http://www.invesco.co.jp/blockchain_fund/

 

1 出所:Gartner 『Forecast: Blockchain Business Value, Worldwide, 2017-2030』(2017 年 3 月)市場規模は 2025 年の 1,760 億 米ドル、2030 年の 3.1 兆米ドルを 109.715 円/米ドルで換算、WM ロイターのレートに基づく。

2 対象期間:2019年7月11日~2021年2月26日。

3 ファンド名、愛称、ファンドの特色に「ブロックチェーン」を含むファンドのうち、目論見書の「ファンドの特色」にブロックチェーン関連銘柄に投資を行うことを明記 しているファンドとする。2019 年 7 月 11 日現在。モーニングスター社調べ。

4 出所:Fundmark/DL 2021 年 2 月末に存在する公募投資信託 5891 本が対象。