「JPM新興国好利回り債投信」の純資産残高が2,000億円を突破


JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が運用する「JPM新興国好利回り投信」の純資産残高が、2008年5月19日現在で約2,010億円に達した。同ファンドは野村證券で販売され、2008年1月30日の設定来純資産残高が堅調に推移し、設定後3ヵ月余りで2,000億円を突破した。

「JPM新興国好利回り債投信」は、成長著しい新興国の現地通貨建て債券に分散投資することにより、安定的かつ高水準の金利収入と値上がり益の獲得を目指す投資信託として設定された。昨年後半以降の金融市場の先行き不透明感を背景に、投資信託市場への資金流入が鈍化する環境下において、同ファンドには堅調な資金流入が続いている。実際、2008年に新規設定された国内公募投資信託の中でも、同ファンドは最大の資金流入額となっている。

「JPM新興国好利回り債投信」の特徴の1つとして、毎月決算し分配を行うことを目指すほか、年2回、3月と9月にボーナス分配を目指すことにより、定期的な収入を求める投資家の要望に対応していることがあげられる。実際に、5月20日に迎えた第2期決算までの累計で、新興国好利回り債券の高水準の金利収入を原資として140円(1万口当たり、税引前)の分配金が支払われた。

JPモルガン・アセット・マネジメントは、投資対象である新興国について、「米国の景気後退懸念等の外的要因から市場環境の不安定さはみられるものの、新興国経済のファンダメンタルズへの大きな影響はなく、全般的に力強い成長を続けている。また、新興国好利回り債の長期的見通しにも変化がなく、長期投資を志す投資家にとって引き続き有望な投資対象であると考えられる」、と述べている。

また、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社取締役副社長である猪股伸晃氏は、次のように述べている。「昨今の不透明な市場環境の中で、『JPM新興国好利回り債投信』の純資産残高がこのような急成長を遂げられたのは、『新興国債券市場の高い利回りを享受すると共に、新興国の経済発展の恩恵を債券価格や通貨の上昇という形で長期的に期待できる』という当ファンドの投資魅力が、個人投資家のニーズに合致し、高く評価されたものと受け止めています。『JPモルガン・アセット・マネジメント』グループでは、今後も絶え間なく変化する投資環境に対応した最適なソリューションをご提供することにより、投資家の皆様の安定的な資産形成に貢献すべく尽力してまいります」。

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