「GS エマージング通貨債券ファンド」の純資産総額が500億円を突破


ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する「GSエマージング通貨債券ファンド」(毎月分配型)の純資産総額が、2009年7月21日現在で約510億円となり、設定後1年ほどで500億円を突破した。

「GS エマージング通貨債券ファンド」はエマージング諸国の現地通貨建て債券に分散投資を行なうファンドで、2008年3月28日に設定された。投資対象国は22ヵ国(2009年6月末時点)にのぼる。主な投資国は中南米地域ではブラジルやメキシコ、中東・アフリカ地域ではトルコや南アフリカ、欧州地域ではポーランドやロシア、アジア地域では韓国やインドネシアなど。同ファンドは、相対的に高い金利収入と長期的な通貨価値の上昇を捉えることを追求する。

また、同ファンドは毎月の決算時に金利収入を中心に分配を行なう。年4回(3月、6月、9月、12月)の決算時には基準価額の水準に応じて債券の値上がり益や為替の評価益等から分配を行なう場合がある。設定来毎月70円(課税前1万口当たり)、第14期までの累計では1,210円の分配を行なった。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントでは、「GSエマージング通貨債券ファンド」の純資産総額が500億円を突破したのを受け、次のように述べている。

昨年秋の金融危機以降、世界的に経済成長率が鈍化し、先進国の多くがマイナス成長に陥る中で、エマージング諸国の中には未だプラス成長を持続する国があります。足元では、これら各国の金融緩和や財政出動、IMFの融資枠拡大などの影響からエマージング通貨・債券ともに安定した値動きとなっています。エマージング諸国の債券・通貨に分散投資するファンドに対するニーズの高まりを背景に、当ファンドを取り扱う販売会社は2009年7月22日現在、全国の6銀行、7証券となっております。今後とも、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社では、お客様にご満足いただけるよう、より一層努力を続けてまいりますので、引き続きご愛顧の程、よろしくお願いいたします。