野村アセットマネジメント、ベンチマークを「配当込み指数」に変更


野村アセットマネジメントは、顧客本位でより分かりやすい情報開示を行うことを目的として、同社が設定・運用するファンドで採用するベンチマークを配当によるリターンを含む指数(以下「配当込み指数」)に変更すると2023年7月3日に発表した。

野村アセットマネジメントでは従来、知名度および指数値が公知されていることなどを背景に、日本株ファンドを中心に公募ファンドではベンチマークに「配当無し」の指数を利用するケースが大半だった。その後、運用の実態に近い「配当込み指数」が一般に利用可能になる中で、「配当込み指数」をベンチマークとするファンドを設定し、それぞれが存在している。同社は、これらを整理し、原則としてすべてのファンドのベンチマークを「配当込み指数」へ変更することとしました。

なお、この変更は、開示の準備が整ったファンドから順次進める。

今回の変更対象ファンドについて→https://www.nomura-am.co.jp/news/20230703NAM.pdf

なお、運用報告書や月次レポート等の開示資料における参考指数も順次、「配当込み指数」へ変更する。本件に伴う、ファンドの目的・特色、運用に関する実質的な変更はない。受益者の手続きも不要。

野村アセットマネジメントは、「当社は今後も、より分かりやすい情報開示に取り組むとともに、お客様の資産形成に貢献していきます」と述べている。

 

※ バランス型ファンドのベンチマーク等として野村アセットマネジメントで複数の指数を合成して計算している指数も対象。指数計算業者によって「配当込み指数」が計算されていない指数は対象外となる。