フィデリティ投信、再評価される日本株の成長を享受する「フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド」を設定


フィデリティ投信は、「フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド」を2023年9月19日に設定する。

フィデリティ投信が新たに設定するのは、フィデリティのボトムアップ・アプローチで厳選した割安な銘柄に投資を行うとともに、投資先への対話を通じて企業価値の向上を図り、株価の改善によりリターンの獲得を狙うファンド。

フィデリティ投信によると、企業業績の改善、賃上げ実施など経済の好循環の兆しに加え、日本企業は米国企業と比較した際に相対的に現金保有率が高く、そのキャッシュの活用として、設備投資の拡大や、企業買収の増加などが今後期待される。同社によると、東京証券取引所が主導した資本コストや株価を意識した経営の要請は日本企業に改革の機運をもたらしており、こうした日本の変化に気づき、日本株を再評価する外国人投資家の日本株買い越しが円安も追い風に、今後ますます進むことが予想される。

日本株への関心が高まるなか、同ファンドは、バリュエーション面で割安に放置されている日本株の上昇局面に、1)ボトムアップ・アプローチによる銘柄選択で割安株に厳選投資し、合わせて、2) 投資先および投資候補先と建設的対話を行うことで企業の成長力向上、資本効率の改善、規律ある経営を促し、企業価値の向上を目指し、超過収益を獲得することを狙う。

 

フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド:超過収益を獲得するイメージ

フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド

超過収益を獲得するイメージ

 

同ファンドを設定するにあたり、 フィデリティ投信代表取締役副社長 運用本部長の鹿島美由紀氏は次のようにコメントしている。

アベノミクス以降、日本経済は成長軌道をたどり、日本企業の利益は欧米を上回って成長してきましたが、日本株のバリュエーションはいまだ相対的に割安な水準にとどまっています。海外投資家は、日本株を今年上期だけで約4.6兆円(現物のみ)買い越しましたが、世界の株式市場に占める日本株の時価比率と比べ、グローバル株式のアクティブ・ファンドによる日本株の組入比率は低いため、この先引き上げられる余地が残っている、つまり海外投資家の買い余力はまだ大きく残されていると考えられます。 徹底した企業調査をベースとしたフィデリティの運用力と対話力を活かし、当ファンドを通じて日本企業のさらなる価値向上に貢献するとともに、投資家の方々の長期の資産形成のお役に立てることを願っています。

 

「フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド」は、2023年9月19日に設定予定で、SMBC日興証券にて9月11日より当初募集開始となる。

フィデリティ投信は、「今後もさまざまな投資ニーズに応えられる優れた運用商品を提供し、日本の投資家のみなさまの資産形成をサポートしてまいります」と述べている。

 

ファンドの詳細(フィデリティ投信のウェブサイト)