シティ、琉球大学で金融講座を開始


シティは、 琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)で、 2016年後期に金融講座「金融市場と金融システム」を提供する。

琉球大学法文学部総合社会システム学科における履修科目の一つとして、 同学科で経済学を専攻する学生を対象に、 2016年10月7日(金)から2017年2月3日(金)まで毎週金曜日に、 計15講座を開催する。 この講座は単位認定講座で、 履修者には2単位が与えられる。

講義は、 シティの在日法人である「シティグループ証券」および「シティバンク銀行」で、 それぞれの実務を統括する幹部社員が講師となって行われる。 金融市場の概要、 金融機関の役割、 個々の金融ビジネスの業務内容やシステムなど、 金融に関する様々な事項について幅広く解説し、 金融への学生の理解と関心を深めることを目的としている。 また、 金融の現場で働く現役社員が講師であることを活かし、 学生の質問や意見を広く受け付け、 それに対して現場の視点に立ったアドバイスやフィードバックを提供するなど、 双方向でオープンな講座を通じて、 金融に関する実践力を高めることを目指している。

この講座は、 シティによる寄付講座で、 運営にかかる費用はすべてシティが負担する。 シティは、 2011年から2013年まで、 琉球大学で同様の寄付講座を提供していた。シティでは、「 シティは責任ある金融機関として、 世界中の事業拠点で金融に関する啓蒙活動を行っており、 今回の金融講座再開もその一環です」と述べている。

シティは、 1812年にニューヨークで設立された、 200年を超える歴史を有する世界有数の金融機関。 日本でも、 1902年に横浜に支店を開設以来、 100年以上にわたり、 企業や機関投資家などの法人顧客向け金融事業に取り組んできた。 シティは、 1999年に沖縄県那覇市に拠点を開設し、 以来、 オペレーションやテクノロジーなどの金融業務の一部を同拠点で行っている。 沖縄の拠点は今後も拡充する方針で、 これまで積極的に進めてきた沖縄県内での新卒採用も継続する。

【琉球大学金融講座「金融市場と金融システム」カリキュラム 】

2016年10月7日から全15回

毎週金曜第3時限(12:50-14:20)

• 2016年10月7日: 金融市場の概要と金融機関の役割
• 10月14日: マーケッツ&セキュリティーズ(1)
• 10月21日: マーケッツ&セキュリティーズ(2)
• 10月28日: 投資銀行
• 11月4日: 証券アナリストと企業分析
• 11月11日: 証券会社の決済業務(基礎)
• 11月18日: 証券会社の決済業務(実務)
• 11月25日: 法人企業向け銀行業務
• 12月2日: グローバル・トランザクション・サービス(1)
• 12月9日: グローバル・トランザクション・サービス(2)
• 12月16日: 資金決済システム
• 2017年1月6日: 銀行のオペレーション業務
• 1月20日: 金融とテクノロジー
• 1月27日: 規制と金融監督当局の役割
• 2月3日: 各講義のおさらい
• 2月10日: 期末試験