ピクテ、「ピクテ・サステナビリティ・マルチアセット・ファンド(愛称:モンド)」の運用開始


ピクテ投信投資顧問株式会社は、アセット・アロケーション戦略とESG投資を融合させた「ピクテ・サステナビリティ・マルチアセット・ファンド(愛称:モンド)」(以下、モンドまたは当ファンド)を2021年10月1日より募集開始し、10月15日より新たに運用を開始した。当初募集は、10月1日より北海道銀行SBI証券にて行われ、販売会社は順次拡大していく予定。

モンドはESGへの取り組みなどを考慮し選定された、様々なアセット・クラス(資産)への分散投資と市場環境に応じた資産配分の機動的な変更により、市場の変化に伴う下落リスクを低減しつつ、中長期的に安定したリターンの獲得を目的に運用を行う。愛称の「モンド(Monde)」とは、フランス語で「世界」を意味している。サステナビリティ(持続可能性)を意識した世界への投資を通じて世界をより良くしたいという想いが込められている。

モンドの特色

  1. 分散投資の徹底
  2. ESGを考慮した魅力的な運用戦略へ投資
  3. 機動的に資産配分を変更
  4. 最新の投資手法も活用

マルチアセット運用のスペシャリストを有するピクテ

ピクテ・グループ(以下「ピクテ」)は欧州の王侯貴族など世界の富裕層の資産を長年にわたり運用してきた。その経験から、変化し続けるマーケットでリターンを積み上げていくためには、積極的に投資対象を変容させていく「アクティブ・アセット・アロケーション」が重要であると考えている。

モンドは、リスクを低減するためのアセット・アロケーション戦略を採用し、同時にESGにも注目して投資銘柄を選定する。また、ピクテでは、ESGを考慮した運用を行うことにより、長期的なリターンの獲得に寄与すると考えている。資産を保全し次世代へと受け継いでいくことの大切さを知るピクテだからこそ、時代の変化や様々な危機に対応できる経験豊かなスペシャリストたちが、しっかりとした運用の提供を目指す。

値動きの安定性を意識した国際分散投資

モンドは、実質的に日本を含む世界の株式、債券に加え、リートやコモディティ等のオルタナティブ資産など、様々なアセット・クラス(資産)へ国際分散投資を行う。主としてESGへの取り組みを考慮して投資先の選定を行う。さらに、各資産の配分は、資産毎のリターンとリスクの見通しをもとに市場環境に応じて機動的に変更する。また、為替変動リスクも市場環境に応じてファンド全体でコントロールする。加えて、日本の投資家向けに運用されるこのファンドでは、日本円ベースでのリスク管理を行い、長期的な値動きの安定性を意識し、円資産(円建てや円ヘッジの資産)を積極的に組み入れている。

実績ある「クアトロ」の運用チームが担当

モンドは、2013年から運用実績のある「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)」の運用担当者且つ、ピクテの自社年金運用なども担当するファンド・マネージャーのエリック・ロセ氏が率いる運用チームからの助言を受け、ピクテ投信投資顧問が運用を行う。クアトロは、近年、安定感のあるその運用実績が評価され、第3者評価機関による数々の賞を受賞している。

独自のESGスコアを採用

モンドは、ファンドの分析と選定を行うチームが投資対象を全て定量的・定性的に分析、またESGスコアの分析を加え、結果を元に投資対象を厳選する。ESG評価の高い資産へ投資することでポートフォリオ全体のESGスコアを高水位で維持する。

E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)それぞれの領域の評価を行うために多数の調査会社からESGデータを集め、資産間での比較も可能とする「ESGスコア」は、投資対象およびポートフォリオ全体のESGへの取り組み度を数値化したピクテ独自の指標。投資対象の選定、投資配分比率の決定において各投資対象のESG評価を行い、その結果を踏まえポートフォリオ全体のスコアが高位に保たれるよう決定する。

 

ピクテ投信投資顧問は次のように述べている。

1805年からジュネーブに本社を据えるピクテには、宗教改革の地に根付く責任意識が連綿と引き継がれ、今なお経営理念そして企業文化の礎となっています。顧客との深い信頼関係のもと、その核となる資産を度重なる危機から守り、次世代への継承に努めてきた歴史は、言い換えれば運用の高度化に挑み続ける歴史でもありました。ピクテの経験豊かなスペシャリストたちは、ESG投資をコンセプトだけに終わらせないために、変化を乗り越えていくしっかりとした運用の提供を目指します。