さわかみ投信、「個人型確定拠出年金サービス」提供開始


さわかみ投信は、2016年10月より、個人型確定拠出年金(個人型DC)運営管理機関としてサービスの提供を開始した。

個人型確定拠出年金サービスURL: https://401k.sawakami.co.jp/kojin/

さわかみ投信では、個人型確定拠出年金サービスの提供開始の目的を、「現状では“個人投資家向けの非課税口座”として広まりつつある個人型DCを、本来の趣旨である“一般生活者のためのじぶん年金”として広めること」であるとしている。

個人型確定拠出年金サービスの特徴

  • 業界最少の運用商品数・・・運用商品数は、業界でもっとも少ない3本。投資未経験も安心して選べるよう、シンプルかつ長期間の運用に適した運用商品をセレクトした。
  • 業界初の運用会社によるサービス提供・・・同社は、運用会社として初の個人型DC運営管理機関となった。資産運用の専門家としての責任をもって、サービスを提供する。

さわかみ投信は、サービス提供開始の背景について次のように述べている。

個人型DCは、加入者が毎月掛金を積み立て、自分で運用方法を選び、原則60歳以降に給付を受け取る制度です。掛金の所得控除など多くの税制優遇があるため、普通の預貯金よりも有利な条件で資産形成ができます。現在は企業年金のない会社員や自営業者など一部の方のみが対象ですが、2017年1月の制度改正により、公務員や専業主婦をも含むほとんどの現役層の方が加入できるようになります。

このように個人型DCは大変優れた制度ですが、現状の普及率はわずか1%程度。原因の一端は、この制度が“個人投資家のための非課税口座”として位置づけられてしまっていることにあると考えます。

本来この制度は、その名の通り「年金」であり、投資経験の豊かな個人投資家ではなく一般生活者のための制度であるはずです。現在、多くの金融機関が運用商品のバラエティを競い合う傾向にありますが、投資に馴染みのない方にしてみれば、「この30本のファンドから好きなものを選んでください。ただし投資は自己責任です」と言われても困ってしまうのが実情ではないでしょうか。

そこで私たちは、運用商品をあえて3本に絞り、極力シンプルなプランをつくりました。これにより、個人型DCを“一般生活者のためのじぶん年金”という本来あるべき姿で広めていきたいと考えています。

さわかみ投信のサービス概要

運用商品ラインナップ

以下の中から加入者自身の考え方に合うものを選び、掛金を運用する。(複数選択も可)※1

商品名      :<定期預金>スルガスーパー定期1年(元本確保型商品)
こんな方におすすめ:元本割れは絶対にイヤ。
特徴       :いわゆる銀行預金。元本1,000万円とその利息分は預金保険制度によって守られる。

商品名      :<投資信託>さわかみファンド
こんな方におすすめ:ある程度リスクをとってお金を増やしたい
特徴       :運用の専門家が、投資先の選別だけでなく、株式や現金の比率をコントロールすることで、運用資産の長期的な成長を目指す商品。

商品名      :<投資信託>DCダイワ 物価連動国債ファンド
こんな方におすすめ:お金を増やすというより、物価の上昇に負けないようにしたい。
特徴       :主として物価指数に連動して資産が増減する商品。

※1 個別商品の取引を誘引する目的ではなく、情報提供として記載している。

主な費用

費用の種類※2:口座開設費用
金額(税込)  :3,857円
備考     :加入時にのみかかる費用。

費用の種類  :口座管理費用
金額(税込)  :月額437円※3
備考     :加入後、継続的にかかる費用。

※2 これらの費用には、国民年金基金連合会や事務委託先金融機関に支払う手数料も含まれている。その他、受取や還付などの際に費用が発生することがある。
※3 掛金の積立をしない人(運用指図者)は、月額334円となる。

さわかみ投信の確定拠出年金専用サイト→https://401k.sawakami.co.jp/kojin/