ブルームバーグ、日本における事業開始30周年の記念式典開催


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ブルームバーグは日本で事業開始してから今年で、 30周年を迎えた。 アジア・太平洋地域への初の進出となった1987年の東京オフィスの創設は、 ブルームバーグの成長およびグローバル規模の事業拡大への道のりを拓いてきた。ブルームバーグは、日本での長期に渡るパートナーシップへ感謝の意を表するため、 100名を越える顧客を招いて 記念式典を開催した。

ブルームバーグの共同創業者であり副会長であるトム・セクンダ氏は、 祝賀会開始のスピーチで東京オフィスの成長をふり返り、 「30年前と比べると、 世界は劇的に変わりました。 テクノロジーは今日のビジネスにおいて非常に重要で、 私たちが提供するすべてのサービスの要となっています。 」と述べた。

1980年代初頭にブルームバーグターミナルを初めて市場に導入して以来、 ブルームバーグのテクノロジーは金融業界を大きく変えてきた。 以来、 多くのアワードを受賞してきた同社のハードウェア、 ソフトウェア、 及びシステムは、 機械学習、 生体認証、 ハードウェアデザイン、 そしてプライベートクラウド技術の採用を推進しながら、 顧客のニーズに応え続けている。

ブルームバーグ 日本における30年周年に際し、 顧客から寄せられたコメント

日本郵政株式会社 取締役兼代表執行役社長 長門正貢氏

当時の(金融ターミナルの)スクリーンは、 ビッドとオファーを表示するのが使命。 ブルームバーグはそこに付加価値がついていて、 イールドカーブの意味を示し、 分析などもする。 当時、 プロが大騒ぎしていたというのが印象。 ゆうちょ銀行が聖域なくいろいろな投資物件にトライする上でブルームバーグのツールなしでは、 フロントから入っていけない。

年金積立金管理運用行政法人(GPIF) 理事長 高橋則広氏

GPIFはESG投資を推進しており、 今月、 世界銀行と債券分野のESG考慮に関する共同調査プログラムを発表した。  先日ブルームバーグがアセットオーナーとしてPRIに署名したと聞き、  同じ方向を見ていると感じた。

ウィズダムツリー・ジャパンCEO イェスパー・コール氏

ブルームバーグは、 ビジネス、 金融にとって活動の基盤となる源であり、 不可欠な存在です。 アナリスト、 投資家に関わらず、 ブルームバーグなしでは成り立たないのです。 ブルームバーグは、 過去30年間を通して、 人的資本、 技術の両面への投資により、 日本への多大なコミットメントを見せてきました。

ブルームバーグでは次のようにコメントしている。

過去10年だけでも、 金融業界でやり取りされるデータの分量や複雑さは大幅に増大。 結果、 的確で信頼のおけるコミュニケーションの重要性が更に増しています。 お客様のニーズがより多様化していく中で、 ブルームバーグは日本においてアジアのテクノロジー拠点として引き続き貢献していきます。

ブルームバーグと日本は、 グローバルな金融市場の構築、 そして気候変動など地球の環境問題にも高い関心をもち、 共通する想いを胸に、 共に歩んできました。 迅速かつ革新的で、 未来を創造し続ける――。 日本においてブルームバーグが30周年を迎えることを誇りに思います。