リート(不動産投資信託)売買代金ランキング(上位5銘柄)(2019年6月)


2019年6月のリート市場

東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2019年6月版)によると、東証REIT指数は、前月終値から21.90ポイント上昇して1,938.82 ポイントで2019年6月の取引を終了しました。

2019年6月末のREIT市場の時価総額合計は前月比0.42%増加し14.52兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.87%でした。1日平均売買代金(立会内)は、前月比11.08%増加し531億円となりました。

 

売買代金上位5銘柄

2019年6月のREITの売買代金上位5銘柄(立会内)は次のとおりです。なお、6月末現在、東京証券取引所には63の不動産投資法人が上場しています。

 

順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比(1日平均売買代金の前月比)
1 3283 日本プロロジスリート投資法人 84,789 +107.2%
2 3309 積水ハウス・リート投資法人 75,019 +338.2%
3 8951 日本ビルファンド投資法人 68,486 -6.1%
4 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 54,348 -12.4%
5 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 47,192 +34.1%

(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比

 

月間の売買代金が最も大きかったのは「日本プロロジスリート投資法人」で売買代金は約847億円でした。日本プロロジスリート投資法人は物流施設に重点投資する特化型の不動産投資法人です。スポンサーのプロロジス株式会社を含むプロロジス・グループの最終持株会社であるPrologis, Inc.は、物流不動産に特化した米国のリートで、ニューヨーク証券取引所に上場しています(ティッカーコード:PDL)。

 

2019年6月のREIT市場での出来事

6月の日本銀行による買入れは1回(12億円)実施されました。

日本プロロジスリート投資法人(3283)、ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)、CREロジスティクスファンド投資法人(3487)が公募増資を発表しました。

また、Jリートを投資対象とし、東証REIT指数への連動を目指すETF(上場投資信託)の「上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(ミニ)」(銘柄コード:2552)が6月4日に東京証券取引所に上場しました。運用会社日興アセットマネジメントです。

また、次の10投資法人が6月に2019年4月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。