投資信託の基準価額はどのように算出しますか?


投資信託の基準価額とは

基準価額とは投資信託の時価のことです。各ファンドの純資産総額を計算日における受益権口数で除した価格です。

投資信託の基本

 

基準価額の算出方法

基準価額を計算する際には、投資信託が組入れている全ての有価証券(株式や債券など)を時価で再評価します。この組入有価証券の時価に関して、上場している有価証券については原則として証券取引所における計算日の終値が使われます。

外貨建有価証券の場合は、計算日に知り得る直近の日の終値が使われることになっています。例えば、ニューヨークの株式であれば、計算日の前営業日(時差の関係で前営業日となります)のニューヨーク株式市場の終値が使われます。非上場の有価証券に関しても原則として時価で再評価することになっています。

また、外貨建資産を円に換算する場合には、直物の場合は、原則として三菱UFJ銀行が発表する計算日の対顧客直物電信売買相場の中値が使われます。三菱東京UFJ銀行が発表していない通貨の直物に関しては、シティバンクの発表している相場が使われています。先物については、三菱UFJ銀行が発表しているレートが使われます。

このように組入れ有価証券を時価で再評価して、各投資信託の基準価額は毎日再計算され、公表されます。原則として計算日の翌日付けの日本経済新聞の朝刊に掲載されています。また、運用会社のHPや評価会社のHPなどでも直近の基準価額を見ることができます。