2017年2月のREIT売買代金上位5銘柄、1位はイオンリート投資法人


2月のリート市場

東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年2月末時点)によると、2月の東証REIT指数は、前月比26.04ポイント下落して1,817.36ポイントで2月の取引を終了しました。東証REIT指数は2カ月連続での下落となります。

最近の東証REIT指数の推移

最近の東証REIT指数の推移

(データ:東京証券取引所)

 2017年2月末のREITの時価総額合計は前月比0.09%減少し、11.98兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.64%で、前月の3.56%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比8.05%増加し、358億円となりました。

売買代金ランキング

2017年2月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「イオンリート投資法人」で、売買代金は約441億円でした。イオンリート投資法人は、イオングループが運営するショッピングモールやスーパーマーケット等の商業施設並びに物流施設に投資するREITで、スポンサーはイオン株式会社です。

順位
銘柄コード
ファンド名
月間売買代金(百万円)
前月比(%)**
1
3292
44,183
+286.3%
2
8952
40,836
+21.5%
3
8954
40,067
+63.1%
4
8951
37,053
-4.7%
5
8953
36,025
+21.2%

*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。

**前月比は、1日平均売買代金の前月比。

(データ出所:東京証券取引所)

2017年2月のREIT市場での出来事

2月の日本銀行によるREITの買入れは5回(2日、3日、6日、16日、27日に各12億円、合計60億円)実施されました。

また、次の9投資法人が2月に12月期決算を発表しました。ファンド名をクリックすると各投資法人の詳細に移動します。