ETFの値付日数(2018年11月)ー毎日取引が成立したのは約6割


毎日取引が成立したETFは223本中130本

ETFの値付日数は、証券取引所が開いている日(営業日)のうち実際に各々のETFの値段が付いた(取引が成立した)日数のことです。上場しているからと言って、全てのETFの取引が毎日成立するわけではなく、値付日数はETFによって大きく異なります。

2018年11月末現在、東京証券取引所には224本のETFが上場しています。11月に上場した1本を除いた223本のうち、11月の営業日(22日)に毎日取引が成立したのは130本だけでした(10月は223本中139本)。一方で値付日数が5日以下だったETFは23本ありました。11月のETFの値付日数の分布は次の通りです。

 

(データ:東京証券取引所ETF・ETN月間相場表)

 

全営業日に値段が付いたETFの割合を見ると、10月の62.3%から11月は58.3%に低下しました。

11月の値付日数が5日以下のETF

一方で、2018年11月の値付日数が5日以下だった23本のETFは次の通りです。引き続き、業種型、商品型のETFが目立ちます。

銘柄コード ファンド名 値付日数
1676 ETFS 貴金属バスケット上場投資信託 0
1686 ETFS 産業用金属上場投資信託 0
1692 ETFS アルミニウム上場投資信託 0
1574 MAXISトピックスリスクコントロール(10%)上場投信 1
1641 ダイワ上場投信・TOPIX-17 機械 1
1650 ダイワ上場投信・TOPIX-17 不動産 1
1685 ETFS エネルギー上場投資信託 1
1485 MAXIS JAPAN 設備・人材積極投資企業200上場投信 2
1567 MAXISトピックスリスクコントロール(5%)上場投信 2
1649 ダイワ上場投信・TOPIX-17 金融(除く銀行) 2
1596 NZAM 上場投信TOPIX Ex-Financials 3
1675 ETFS パラジウム上場投資信託 3
1630 NEXT FUNDS 小売(TOPIX-17)上場投信 4
1634 ダイワ上場投信・TOPIX-17 食品 4
1645 ダイワ上場投信・TOPIX-17 運輸・物流 4
1647 ダイワ上場投信・TOPIX-17 小売 4
1394 UBS ETF 先進国株 (MSCIワールド) 5
1468 JPX日経400ベア上場投信(インバース) 5
1490 上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ) 5
1636 ダイワ上場投信・TOPIX-17 建設・資材 5
1646 ダイワ上場投信・TOPIX-17 商社・卸売 5
1674 ETFS 白金上場投資信託 5

 

マーケットメイク制度

東京証券取引所は、ETF市場の流動性を改善するために、2018年7月からマーケットメイク制度を導入しました。12月1日現在、マーケットメイカーが付いているETFは107本です。しかし、マーケットメイカーが付いているETFであっても、全営業日に取引が成立しているとは限りません。

マーケットメイカーが付いているETFが全体の半分以下であり、マーケットメイカーが付いているETFでも値付日数が少ないETFがあることから、ETF市場における流動性にはまだ改善の余地があると言えます。

 

値付日数が少ないETFのリスク

流動性の低いETFの場合、買いたくても買えない、売りたくても売れない、売買したい価格での取引が成立しない、市場価格と基準価額が乖離しているという問題が生じます。

ETFを購入する前に、各ETFの値付日数、売買口数、売買金額などを確認しておくことが大切です。これらの情報は、東京証券取引所が公表しているETF・ETN月間相場表などで確認することができます。