リート(不動産投資信託)騰落率及び売買代金ランキング(2020年7月)


2020年7月のリート市場

東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2020年7月版)によると、東証REIT指数(配当なし)は、前月終値から2.35ポイント下落して1,664.48ポイントで2020年7月の取引を終了しました。

2020年7月末のREIT市場の時価総額合計は前月比0.10%減少し13.03兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.41%でした。1日平均売買代金(立会内)は、前月比22.04%減少し521億円となりました。

2020年8月1日にスターアジア不動産投資法人と合併するため、さくら総合リート投資法人が7月30日に上場廃止になりました。その結果、2020年7月末現在の上場リート数は62本となりました。

東京証券取引所に上場しているリートの一覧

 

騰落率ランキング

2020年7月の月間騰落率が最も高かった5社は次の通りでした。全て物流施設特化型のリートでした。

順位 ファンド名(銘柄コード) 騰落率
1 三菱地所物流リート投資法人(3481) +21.44%
2 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471) +20.08%
3 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493) +19.51%
4 SOSiLA物流リート投資法人(2979) +16.01%
5 ラサールロジポート投資法人(3466) +15.94%

 

売買代金ランキング(上位5銘柄)

2020年7月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「GLP投資法人」で売買代金は約782億円でした。GLP投資法人は物流施設特化型の不動産投資法人です。

順位 ファンド名(銘柄コード) 月間売買代金(百万円)
前月比(1日平均売買代金の前月比)
1 GLP投資法人(3281) 78,258 +18.1%
2 日本ビルファンド投資法人(8951) 55,016 -25.2%
3 日本プロロジスリート投資法人(3283) 45,907 -26.1%
4
ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)
44,880 -25.5%
5 インヴィンシブル投資法人(8963) 40,820 -35.9%

(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比 )

 

2020年7月のREIT市場での主な出来事

6月の日本銀行によるJ-REITの買入れは7回(105億円)が実施されました。

産業ファンド投資法人(3249)が公募増資を発表しました。

2020年8月1日付けでのスターアジア不動産投資法人との合併のために、さくら総合リート投資法人が上場廃止となりました。

また、次の8投資法人が2020年7月に2020年5月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。