フランクリン・テンプルトン、パトナム・インベストメンツの買収手続きを完了


グローバル資産運用グループであるフランクリン・テンプルトンを運営しているフランクリン・リソーシズ・インク(Franklin Resources, Inc. [NYSE:BEN])は、2024年1月1日(米国現地時間)、グレートウエスト・ライフコ・インク(以下「グレートウエスト」)からのパトナム・インベストメンツ(以下「パトナム」)の買収手続きが完了したことを発表した。この買収に係る取引条件により、グレートウエストはフランクリン・リソーシズ・インクの長期株主となり、これはグレートウエストの資産運用への継続的なコミットメントを示すもの。

フランクリン・テンプルトンの社長兼最高経営責任者(CEO)であるジェニー・ジョンソン氏は次のように述べている。

パトナムの補完的な運用ケイパビリティと優れた運用実績により、私たちはより多くのお客様により多くの選択肢を提供できるようになります。 パトナムの加入は、確定拠出年金の運用資産の増加や保険資産の拡大により、フランクリン・テンプルトンのリタイアメント市場における成長を加速させるとともに、これらの主要市場における私たちのプレゼンスを一層強化し、すべてのお客様に対してより良いサービスを提供することを可能にします。また、パトナムのお客様重視の企業文化と優れた運用成果の提供を重視する姿勢は、私たちと共通するものです。パトナムの素晴らしいチームとともに、投資家としてグレートウエストをフランクリン・テンプルトンに迎えることができることを嬉しく思います。

1937年に設立されたパトナムは、2023年11月30日時点で1,420億米ドル(※1)の運用資産を有するグローバル資産運用会社。この買収により、ターゲット・デート・ファンドのラインナップに加えて、ステイブル・バリュー、ウルトラ・ショート・デュレーション、ラージ・キャップ・バリューの分野を含む、グローバルな規模を有する補完的な運用ケイパビリティがフランクリン・テンプルトンに加わる。フランクリン・テンプルトンによると、同社のこれまでの買収と同様、今回の実行計画は、パトナムの運用チームと顧客への混乱を最小限に抑えるように設計されている。フランクリン・テンプルトンのグローバルなインフラは、パトナムの運用、リスク管理、オペレーション、およびテクノロジー機能を強化する。パトナムの加入により、フランクリン・テンプルトンの運用資産は2023年11月30日時点で1兆5,500億米ドルとなる。

※1 本取引の当事者ではないPanAgoraの運用資産は除く。

 

フランクリン・テンプルトンについて

フランクリン・テンプルトンは、米国カリフォルニア州サンマテオに本部を置くフランクリン・リソーシズ・インク(Franklin Resources, Inc. [NYSE:BEN])および傘下の子会社で構成され、150カ国以上の顧客にサービスを提供しているグローバルな資産運用会社グループ。フランクリン・テンプルトンは、資産運用の専門知識、ウェルスマネジメント、テクノロジーソリューションを通じて、顧客がより良い投資成果を得られるよう支援することを使命としている。 専門性を有する運用チームを通じて、株式、債券、マルチアセット・ソリューション、オルタナティブの分野で幅広い運用能力を発揮し、専門性を世界規模で提供している。同グループは75年の資産運用経験を持ち、約 1,300人の資産運用の専門家と世界の主要な金融市場に拠点を擁しており、2023年11月30日現在の運用資産額は1.4兆米ドル以上。