レオスの「ひふみプラス(つみたて NISA 専用)」、販売会社追加


レオス・キャピタルワークスが運用する投資信託「ひふみプラス」の販売会社三菱東京UFJ銀行が加わる。つみたて NISA 専用商品としての取り扱いとなるため、2018年1月以降の販売開始となる。

レオス・キャピタルワークスでは、『ひふみプラス』をレオス・キャピタルワークスが直接販売のみで提供する『ひふみ投信』と同じ『ひふみ投信マザーファ ンド』に投資を行ない運用している。

2012 年 5 月 28 日に設定、現在はSBI 証券をはじめとしたネット証券などの証券会社 23 社、ふくおかフィナンシャルグループ(福岡銀行、熊本銀行、親和銀行)など銀行 28 行、おかや ま信用金庫(つみたてNISA専用)※にて販売されており、今回の追加で 53 社目の取扱 いとなる。※2018 年 1 月以降に販売開始予定

レオス・キャピタルワークスでは、次のようにコメントしている。

「ひふみ投信」同様ローコストかつ安定した運用で、多くのお客様にご支持をいただいております。 当社では、引き続き運用成績の向上と質の高いサービスでお客様の資産形成を長期にわたって応援 できるよう、取引機会の拡大に努めてまいります。変わらぬご愛顧の程、よろしくお願いいたしま す。

三菱東京UFJ銀行での取り扱い開始について、レオス・キャピタルワークス代表取締役社長 最高投資責任者の藤野英人氏は次のように述べている。

わたしたちが運用を行なうひふみは、わたしたち自身で販売する直販スタイルの『ひふみ投信』、ネ ット証券や地方銀行などの販売会社を通じて販売する『ひふみプラス』、確定拠出年金制度を通じて 販売する『ひふみ年金』の 3 つがあります。

『ひふみプラス』は今まで大手銀行や大手証券会社を通じて販売を行ってまいりませんでした。 それは大手銀行や大手証券会社は販売力は強いけれども、解約力も強く、大規模な解約が出ると、 同じ『ひふみ投信マザーファンド』で運用を行っている『ひふみ投信』、『ひふみ年金』のお客様に 迷惑がかかるからという理由でした。

一方で、金融庁は 2014 年に NISA(小額投資非課税)制度をスタートさせるなど国民の安定的な 資産形成を促進するため「貯蓄から資産形成へ」の流れを加速させており、その一環として 2018 年 1 月からつみたて NISA 制度がスタートします。

これは年間 40 万円を上限として、定期的かつ継続的な方法(つみたて購入)による買付けを行っ た場合に最長 20 年間、利益や分配金に対する約 20%の税金が非課税となる画期的な制度です。

つみたて NISA 制度に関しては運用会社の中でも様々な意見がありますが、わたしたちは長期投資 を支援する仕組みとしてこの制度を積極的に推進していこうと考えております。しかし、つみたて NISA 制度が普及していくためには大手金融機関が本気になることがとても重要です。また若い世 代に浸透するための工夫も必要です。そこでわたしたちは、三菱東京UFJ銀行様と一緒につみた て NISA 制度を普及させることで、長い目で日本国民の資産形成を応援して行くことを決断いたし ました。

つみたて NISA 制度の趣旨からして、一括で大規模な資金流入は見込めませんが、一方で大規模な 解約が起きにくく、既存のひふみのお客様に迷惑をかけることが少ないと考えています。

引き続き全力で運用を行い、みなさまの資産形成のお役に立てるようサポートして参りますので今 後ともひふみをよろしくお願いいたします。