インベスコ、顧客本位の業務運営の一環として交付目論見書を改良


インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は、顧客本位の業務運営を推進する取り組みの一環として、ファンドの交付目論見書をより読みやすく、分かりやすいものとするため、2018年9月より2019年8月にかけて、内容面の見直しおよびデザイン面の刷新を図ることを発表した。今回の交付目論見書の改良は、2017年3月に金融庁より公表された「顧客本位の業務運営に関する原則」に基づき、インベスコが 2018 年 8 月に表明した「お客様本位の業務運営に関する方針」に基づくもの。

ファンドの交付目論見書の改良にあたっては、内容面の対応として、記載内容の「分かりやすさ」の向上を図り、「投資リスク」の記載内容の変更、「収益分配金に関する留意事項」の説明の追加、「各費用をご負担いただく時期」に ついての記載を追加する。また、デザイン面の対応として、「読みやすく、分かりやすい」新デザインを採用する。ユニバーサルデザイン(UD)※のコンセプトによるデザインの統一をはかり、顧客である多くの消費者にとり理 解しやすいデザインに改良する。

インベスコ・アセット・マネジメント代表取締役社⻑兼 CEO である佐藤秀樹氏は、本件に関して次のように述べている。

この度、インベスコ・アセッ ト・マネジメントでは、弊社ファンドの交付目論見書の改良に取りかかることで、お客様本位の業務運営をより一層推進いたします。交付目論見書に記載のファンドに関する内容や投資リスクについての記述は時に難しくなりがちですが、それを分かりやすく見やすいものにすることで、弊社ファンドの商品特性や魅力を消費者の皆様により深く理解していただけるものと確信しております。今後も、弊社は消費者目線に立ち、お客様本位の業務運営に注力していく所存です。

※ユニバーサルデザイン(UD)とは、障害の有無や年齢、性別、国籍、人種などに関わらず、出来るだけ多くの人 が利用しやすいデザインのことをいう。

【目論見書の改良点】

1. 内容面の対応:記載内容の「分かりやすさ」の向上

  • 「投資リスク」の記載内容の変更・・・「必要な情報を選別」「重複する情報を一元化」「重要な情報を目立させる」という観点で情報を整理し、「分かりやすさ」の向上を図った。

①ピクトグラムの採用・・・単純化された視覚情報(ピクトグラム)を用いる ことで、文章のみの説明に比べ、 より理解やイメージをできるようにした。

②「基準価額の変動要因」の各項目に要約を記載・・・各項目の冒頭にて要点を説明することで、「分か りやすさ」の向上を図った。

③「その他の留意点」を「ファンド固有の留意点」と「投資信託に関する留意点」に仕分け・・・投資信託全般に関する留意点と分けることで、フ ァンド固有の留意事項について判読性を高めた。

 

  • 「収益分配金に関する留意事項」の追加・・・毎月決算型以外のファンドに「収益分配金に関する留意事項」を追加する。ファンドの目的・特色の「分配方針」の直後に以下の「収益分配金に関する留意事項」を記載することで、分配金に関する情報をまとめて読めるようにした。これに伴い、従来、投資リスクの「その他の留意点」 に記載していた分配金に関する重複した記載を削除した。 なお、毎月決算型ファンドの目論見書では、従来どおりの「収益分配金に関する留意事項」を記載する。

 

  • 「各費用をご負担いただく時期」の追加・・・手続・手数料等の「ファンドの費用・税金」に、「各費用をご負担いただく時期」の図を追加し、 投資家(受益者)が費用を直接・間接的に負担する時期を分かりやすくした。

2. デザイン面の対応:「読みやすく、分かりやすい」新デザイ ンの採用

  • ユニバーサルデザイン(UD)コンセプトによるデザインの統一・・・視力が低下した人や色覚に障がいを持つ人でも、文章を読むことが困難にならないよう「読みやすさ」に配慮した。
  • ユニバーサルデザイン(UD)コンセプトによるデザインの統一・・・知りたい情報へ簡単にたどり着けるように、レイアウトやデザイン表現に工夫をし「分かりやすさ」ということに配慮した。

インベスコ・アセット・マネジメントのHP