運用会社別純資産総額（2015年3月）

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投資信託協会が発表した2015年3月の契約型公募投資信託の投資信託会社別資産増減状況によると、総合計（株式投信＋公社債投信）は設定額が約10.6兆円、解約額が8.8兆円、償還額が481億円で、差引き約1.7兆円の資金純増となりました。しかし、運用による純資産の減少が5,631億円となったことから、運用会社全体の純資産総額は前月末に比べ約1.1兆円増加の約97兆円となりました。

運用会社別にみると、純資産総額上位5位では、1位から4位に順位の変化はなく、第1位は野村アセットマネジメントで約23.2兆円、2位は大和証券投資信託委託（約14.3兆円）、3位は日興アセットマネジメント（約10.3兆円）、4位は三菱UFJ投信（約6.57兆円）でしたが、先月5位だった新光投信が6位に順位を落とし、かわって国際投信投資顧問（約3.8兆円）が5位に浮上しました。

資金増加額（設定額から解約額と償還額を足した額を差し引いた額）が最も大きかったのは野村アセットマネジメントで、増加額は3,962億円、次いで三菱UFJ投信の1,659億円、国際投信投資顧問の1,381億円の順でした。

一方、資金減少額が最も大きかったのはUBSで、減少額は約85億円、次いでT&Dアセットマネジメントの74億円、農中の67億円でした。

運用による資産増減を見ると、運用により資産が増加したのは75社中27社で、48社では運用がマイナスとなりました。最も運用による資産増加が大きかったのはフィデリティ投信で、増加額は177億円、次いでさわかみ投信の77億円、ブラックロックの43億円でした。全体で見ると、増加額は前月に比べて縮小しました。

一方、運用による資産減少が最も大きかったのは、ピクテで、減少額は613億円でした。次に運用による資産減少額が大きかったのはアムンディの598億円、大和住銀の558億円でした。

（データ：投資信託協会、単位：百万円）