運用会社別純資産総額（2015年5月）

Tweet

投資信託協会が発表した2015年5月の契約型公募投資信託の投資信託会社別資産増減状況によると、総合計（株式投信＋公社債投信）は設定額が約9.4兆円、解約額が7.5兆円、償還額が226億円で、差引き約1.8兆円の資金純増となりました。一方、運用による純資産の増加が1.45兆円となったことから、運用会社全体の純資産総額は前月末に比べ約3.29兆円増加の約102.4兆円となりました。

運用会社別に資金増加額（設定額から解約額と償還額を足した額を差し引いた額）を見ると、最も大きかったのは野村アセットマネジメントで、増加額は5,265億円、次いで大和証券投資信託委託の3,028億円、三菱UFJ投信の2,113億円の順でした。

一方、資金減少額が最も大きかったのはシンプレクスで、減少額は162.7億円でした。次いで、DIAMの－162.3億円、リクソー投信の－114億円と続きました。

運用による資産増減を見ると、運用により資産が増加したのは76社中63社で、13社では運用がマイナスとなりました。最も運用による資産増加が大きかったのは野村アセットマネジメントで、増加額は5,147億円、次いで大和証券投資信託委託の2,107億円、日興アセットマネジメントの2,068億円、三菱UFJ投信の1,007億円、フィデリティ投信の992億円と続きました。

一方、運用による資産減少が最も大きかったのは、ドイチェ・アセット・マネジメントで、減少額は85億円でした。次に運用による資産減少額が大きかったのはUBSの－56億円、大和住銀投信投資顧問の－38億円、インベスコの－34億円、HSBCの－30億円と続きました。

以上の結果から、2015年5月末時点で純資産総額が最も大きかったのは野村アセットマネジメントで、純資産総額は約25兆円でした。同社の１年前の純資産総額は約18.6兆円でしたから、１年間で約6.4兆円も資産が増えたことになります。

（運用会社名をクリックすると、会社ごとの純資産総額推移の月次グラフをご覧頂けます。）

（データ：投資信託協会、単位：百万円）