リート(不動産投資信託)騰落率・売買代金・利回りランキング(2021年1月)


2021年1月のリート市場

東京証券取引所が公表した月刊REITリート)レポート(2021年1月版)によると、リート市場全体の動向を示す東証REIT指数(配当なし)は、前月終値から62.51ポイント上昇して1,846.41ポイントで2021年1月の取引を終了しました。

2021年1月末のREIT市場の時価総額合計は前月比3.61%増加し14.92兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.95%でした。1日平均売買代金(立会内)は、前月比16.59%減少し453億円となりました。

2021年1月末現在、62本のリートが上場しています。

東証REIT指数の推移

 

月間騰落率ランキング

2021年1月に月間騰落率が最も大きかった上位10位銘柄は次の通りです。

順位 ファンド名 騰落率
1 ユナイテッド・アーバン投資法人(8960) +11.52%
2 大和ハウスリート投資法人(8984) +10.23%
3 ザイマックス・リート投資法人(3488) +10.05%
4 サンケイリアルエステート投資法人(2972) +8.24%
5 日本プライムリアルティ投資法人(8955) +8.04%
6 タカラレーベン不動産投資法人(3492) +8.02%
7 いちごオフィスリート投資法人(8975) +7.80%
8 野村不動産マスターファンド投資法人(3462) +7.80%
9 フロンティア不動産投資法人(8964) +7.52%
10 ジャパンリアルエステイト投資法人(8952) +6.88%

 

売買代金ランキング(上位5銘柄)

2021年1月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。

月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約615億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとする国内最大のオフィス特化型の不動産投資法人です。

順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比(1日平均売買代金の前月比)
1 8951 日本ビルファンド投資法人 61,474 -24.8%
2 3283 日本プロロジスリート投資法人 52,929 +5.3%
3 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 42,220 -18.4%
4 8953 日本リテールファンド投資法人 38,678 -1.6%
5 3281 GLP投資法人 35,099 -66.2%

(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比 )

利回りランキング

2021年1月末現在の分配金利回り(予想分配金利回り)が最も高かった上位10位ファンドは次の通りでした。

順位 投資法人(銘柄コード) 予想分配金利回り
1 日本リート投資法人(3296) 6.39%
2 マリモ地方創生リート投資法人(3470) 6.21%
2 MCUBS MidCity投資法人(3227) 6.13%
4 サムティ・レジデンシャル投資法人(3459) 6.11%
5 トーセイ・リート投資法人(3451) 6.08%
6 タカラレーベン不動産投資法人(3492) 6.02%
7 プレミア投資法人(8956) 5.90%
8 スターアジア不動産投資法人(3468) 5.75%
9 エスコンジャパンリート投資法人(2971) 5.74%
10 投資法人みらい(3476) 5.69%

(データ出所:東京証券取引所 月間リートレポート1月版)

 

2021年1月のREIT市場での主な出来事

1月の日本銀行によるREIT(不動産投資信託)の買入れは3回(27億円)が実施されました。

CREロジスティクスファンド投資法人(3487)、コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282)、日本プロロジスリート投資法人(3283)が公募増資を発表しました。

また、次の8投資法人が2021年1月に2020年11月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。